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音楽離れ

年明け前、CDJが中止と決まり複雑な気持ちになった方も多くいたんじゃないかな。年越しは、絶対にCDJに行っていたという友人もいたので、普段と違う過ごし方になっちゃったんだろうな、どんな気持ちで過ごしているのかな、となんだか寂しい気持ちにもなった。

私自身も、コロナの影響で大好きなバンドの、活動休止前最後のライブに行けなくなったの。いや、行けたんですけれど、行かないという選択をした。


無事ライブも終わり、12月31日をもってそのバンドが活動を休止。次いつ彼らの音楽を生で聴けるのかわからない状態になった。


私はきっと、ライブに行かなかった、というこの出来事を、この先の一生をかけて悔やんでいくんだろうなと何となく思う。当時のことを思い出すと、今でも胸が張り裂けそう。(やや大げさか)

やはりファンたるもの、空きは作りたくはない!との思いで、チケットをほかのファンの方に譲ったの。相手の方には大変喜んでもらえたんだけど、私の手元からチケットがなくなった瞬間、悲しさ、喪失感、空虚感、いろんな感情が私の中を駆け巡り、涙としてあふれ出て止まらなかった。いやそれはそれは、自分でも引くぐらいの涙でしたよ、えぇ。


私にとって

音楽ライブに行くこと=淡々と過ぎていく生活に、アクセントをつけてくれるもの

だと思っていて、コロナが流行している今、より生活はシンプルに、淡々と抑揚なく、味付けもされず、過ぎていってしまっている。その中で、開催を決めてくれたバンドは私の生きる希望となっていたの。(大げさすぎるかも)私にとって彼らが私の生活にどれほど必要だったのが理解できた機会にはなったね。

そういう背景があった上での、行かないという決断。今でも正しかったのかはわからない。私の中で失われた気持ちは絶対に埋まらないし、今後埋まる予定も全くない。ただ、日々が淡々と進んでいくのみ。


音楽はいつでもどこでも何度でも、

きっとそうなんだろうけど、ちょっと私にとってはそれが苦痛にも思えた。現在では、youtubeでライブ映像を探せば死ぬほど見れるし、月に980円を払えば音楽は聴き放題だし、そんな音楽があって当たり前の状況がしんどかった。しばらく音楽漬けの日々から離れてみようかなと思ったり。気持ちは少しずつ落ち着いてはきているんだけれど、彼らのことを思い出すと胸の中がウッってなる。取りたいけど取れないしこりがあるみたい。


たかが活動休止、されど活動休止。このしこりが取れる日がくることを願いながら、この味のない生活を過ごしていこうと思う。



アヤノ

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