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高校の思い出 前半

わたしは何も考えずに高校を選んでしまった。
そのことを今でも悔やんでいる。
あまりにも投げやりだったし、あとすこしだけわたしに合った高校があったはずと思う。
偏差値30半ば、県内でいちばんのヤンキー高校。わたしはそこに3年間通うことになった。

一年生。
わたしはまだ最初の頃は自分の置かれた場所がひどいということに気づいてなかった。
勉強簡単だなーとぼんやり思っていたくらい。
好きな人もできた。
告白してないのにフラれた。

二年生。
県下一斉模試があったので受けてみた。全然解けなかった。学内の成績15位くらいだったのに、200点満点で20点とかしかとれなくて、
それでも点をとれるだけすごいねと先生から言われた。
あれ?わたし、ちゃんとした大学にいけないのでは?とこの辺から思い始める。
友達とも合わないと思うことが多くなる。
噂好きでわたしに関するまったくのデマ(妊娠して中絶を繰り返しているというひどいもの)を流された。先生に呼び出しを受け、根拠のない噂なんてないんだから、気をつけなさいと言われる。
わたしに擦り寄ってくる友人もいたが、その友人はわたしを引き立て役にしたいだけだった。
ある友人からは、英語がわからなすぎて学校にこれないから、私が英語の教科書全部に読み仮名をかいてくれなきゃ!と言われ、言われるがままに三年間読み仮名をかくことになった。
好きな人のことはまだ好きだった。
好きな人から「俺の友人が君のこと好きだといっているから、友人と付き合ってくれ」と言われた。友人思いのいいひと…って思うかボケ。当時のわたしに言い返す元気もなく、好きな人に言われるまま好きな人の友人と付き合った。



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