親知らずを抜いた話

親知らず抜歯を決意するまで

左下に一本だけ親知らずが生えていた。
(他の親知らずは埋もれてたと思う)

変な生え方もしてなかったし、先生から何も言われなかったので気にせず普通の歯と同じように扱っていた。
ある日、その親知らずが虫歯になってしまった。

そのまま治療をしてもいいけど、
噛み合わせの問題もあるから抜いちゃえば?という話に。

痛いのがとても嫌なので一旦保留する。

保留の間インスタで #親知らず #親知らず抜歯
などのタグで調べまくる。
恐怖を煽られさらにスルー。

そうこうしているうちにコロナが蔓延。
テレワークになり、歯医者も疎遠になる。

そんな中、普通の歯が虫歯になり、
歯医者は菌が移りやすいという噂を盾にまたスルー。
しかし虫歯の怖さを身をもって体験した過去がある為、意を決して歯医者へ。

通常の虫歯の治療を終え、
先生と相談していよいよ親知らず抜歯を決意。

抜歯当日

痛くて食べられない、刺激物は避けた方がいいかも…という素人の浅知恵で、
前日の夕飯はカレーを食べ、当日はチーズケーキを食べる。

念入りに歯磨きし、いざ歯医者へ。

事前の説明を受け、まずは塗る麻酔(バナナ味)を塗る。
そのあと、いよいよ麻酔を打つ。

長い針を刺すので動くなと注意を受けた上で、麻酔注入。
チクリとする程度でそんなに痛くない。
鼻からしっかり深く息を吸うと、麻酔が良く効く気がする。(素人の浅知恵)

麻酔が効くのを待つ間にCTを撮る。

CTを撮る間、緊張なのか、麻酔の影響なのか
その両方なのか終始動悸がしていた。

CTを撮って、画像を見ながら先生に

・歯茎を切る
・骨を削る
・そして抜く

と説明される。

そして、いよいよ抜歯へ!

抜歯スタート

先生に唇が痺れてきたか、右と左が違うか聞かれる。

確認後、手術で使うような緑の重めのシートをかけられる。
(顔からお腹辺りまでの長さ。口の部分だけ穴が開いている)

口を開けると、グッと歯を押されているような感覚。
押す力が強く、痛みはないが圧迫感がある。
グググ…と押すときに先生の手も(圧迫で?)震えている感じがした。
※ここまで体感5分

3度くらい強く押されると、糸をが口元をうろうろする感覚。
あれ?縫ってる?でもまだ切っても抜いてもないよね?

と頭の中が?で埋め尽くされていると、

「うがいしたいですか?」と聞かれる。

とくに不快感もなかったので、首を振る。

椅子が上げられ、終わりましたよ〜とのこと。

病院に行って、抜き終わりまで30分。
あまりに早くおわってポカーンとした。

抜歯後

帰宅。

30分はガーゼを噛んだままで居るように言われる。

唾液の量が多く、口の中に常に血の味が広がる。とにかく不快。

うがいはあまりするなと言われるが、
不快感が勝ち、軽くすすぐ。

30分経ってガーゼを外す。
縫われているところを観察する。

痛みは全くないが、これから痛みが出てくるのかもしれない。

気を引き締めて過ごしたい。