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竹チップを利用したコンポストの制作

だいぶチップ化が進みました

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 チッパーをレンタルすることが出来たおかげで、整備している伐採した竹のチップを大分進めることが出来ました。竹チップの山を作りつつ、作業現場に竹チップを敷き詰めたことで現場の作業効率も若干向上。
 チップ作業についても段取りが良くなり、さてこれからこのチップの有効活用を考えなければネ、という段階に入ってきました。
 竹チップというと、土壌改良・肥料・防草マルチ材・通路への敷き詰め、そしてコンポストなどの活用方法があり、まずはどれにしようかと検討した結果、「コンポスト」への活用を実践していってみようということなりました。

コンポストとは?

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 コンポストとは、生ゴミなどを微生物の力で分解して肥料化する容器のことです。コンポストの中に入れる資材は、くん炭や土、落ち葉、竹チップなどが利用されています。
 コンポストの利用方法は簡単で、容器内の資材に生ゴミを投入して微生物による分解させることで肥料化していきます。資材を定期的に混ぜることでより肥料化が促進されるため、定期的な攪拌が大切なポイントです。

竹製のコンポストの試作

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 コンポストの容器は、プラスチックや木材、ダンボールなど様々な材料で作ることが出来ますが、目的はあくまで放置竹林の有効活用!!
 ということで容器自体も竹を使用して製作することとしました。今回の寸法はW800×D500×H500(幅×奥行×高さ)としました。一応、家庭での利用を想定したサイズはこのくらいかなぁ・・という感じで決めてます・・ま、ちょっと適当ですがあくまで試作なので。笑

現物合わせで組み上げ

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まずは壁面部分から組み上げ。設計図は無いので頭の中で出来上がりをイメージしながら現物合わせで組み上げていきます。イメージでは上手くいくはずなのにさっぱり上手くいかなかったり、逆に「アレ、ここは結構上手くいっちゃうのね(笑)」なんて感じで、切った貼ったを繰り返しながら少しずつ形になっていきました。現物合わせとはいえ、竹は加工が楽なので助かります。

外枠完成、竹チップ投入

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 外枠が完成したので、いよいよ竹チップを投入していきます。壁面はチップが漏れないように作ったつもりなので、投入時はちょっとドキドキしましたが、無事漏れることなく投入完了となりました。だいぶチップが入りましたが、ガタつきもなくしっかりと組みあがったようです。

雨除けの波板を上部に装着し完成

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最後は上部に雨除けの波板を装着して完成しました。現物合わせで作った割には意外と姿も悪くなくチップ漏れもないので、そこそこよい感じに作れたのではないかと思います。

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 もちろん蓋は開閉式、ちなみに開閉は蝶番を使うことなく実現してます。
 各部の寸法はもう少し見直しが必要そうですが、もうこれでワークショップも出来そうな感じの仕上がりです。
 今回使用した竹以外の部材は、木ネジ、波板、波板用止めネジのみなので、放置竹林の有効活用は十分できている仕上がりといってよい気がしています。(^^)

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