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T-34レジェンドオブウォー感想

もくもく作戦開始です!

コロナによる自粛祭りがようやく明け、少しずつ日常が戻ってきたような気がします。近くの映画館も営業を再開しだしました。

で、観ましたよ。「T-34レジェンドオブウォー」


これはちょっと前に上映されていた作品ですね、どうやら再上映されていたようです。ロシアのバリバリの国策映画(偏見)で当時僕は面白そうと思いながらも、コ(検閲)どもの利益になるのはなぁ・・・と思って結局観なかったんですけど、自粛開け第一弾として観る事にしました。


父よ母よ妹よ敵は地獄のパンター軍団。

主題にもなった主人公達が駆るT-34はソ連の誇る傑作戦車ですね。対して襲い来るⅤ号戦車パンターはソ連のT-34に対抗するため作られたナチス・ドイツが誇るこれまた傑作戦車です。


簡単なストーリーを言っちゃえば、ナチ公に捕まった!パンター部隊の新兵育成のために鹵獲したT-34を使って演習に強制参加!あ、砲弾は無しだからよろしく!という「磯野ー!サッカーしようぜ!お前がボールな!」状態から自由への逃走劇が繰り広げられます。軍神・西住みほだって匙を投げたくなるような状況ですけど、同志諸君に不可能はない・・・ってなんと都合よく砲弾が6発も見つかった!とはいえ、圧倒的不利になんの変わりはなく緊張感ある大迫力戦車道バトルが展開されます。建物を破壊しながら突き進む戦車の重厚な駆動、リアルな砲撃音、砲弾がかすった時の金属音、衝撃を受ける車内、着弾をスローモーションで描き、破壊されていく内部、鋼鉄が拉げて、爆散する戦車。やりすぎな映像表現が本当に素晴らしい。まるで観るドラッグ。

「お前らこういうの観たかったんやろ?」という監督のドヤ顔が目に浮かびます。はい、観たかったんですよこんな戦車バトル。

まぁ流石にやりすぎて戦車がそんな豪快に吹っ飛ぶか?とは思いましたけどねぇ・・・。あとなんか戦車めっちゃ速くないか?


あ、そうそう、魅力的な敵役のイェーガーさんも忘れてはなりません。こいつホントに嫌な奴なんですよ(笑)絶対に友達になれないタイプ(そういや『イングロリアス・バスターズ』もですけど映画に出てくるナチ公はなんで皆陰キャみたいな性格なんでしょうね?ドイツ人だから?)

そんなめっちゃ嫌な奴がちょくちょく見せる純粋ないい子っぽい一面(おっさんだけど)と彼の散々な役回りも相まってとっても愛おしく感じてしまう。個人的に主役を完全に食っていました。主人公と名前が同じで喜ぶおっさん可愛過ぎでしょ。そんな彼の奮闘劇をとくとご覧あれ。

・・・とまぁ非常に楽しい映画です。自粛疲れのあなたも、自粛開けでプチ鬱のあなたも、2時間弱この世の嫌なことを全部忘れて頭空っぽにして観れます。レンタルもあるみたいだけど出来れば映画館で大音響で観て欲しい、ホント観れてラッキーでした。


ではサラダバー。



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