負け慣れ

負け慣れ

言葉の通り、負けることに慣れること。

戦う前から勝てるわけない。と思い込んでしまう。
そうすると
ゲーム展開が優勢で進んで行っても
あれよあれよと追いつかれて
試合が終わると何故か負けている。

私がこれを体験したのは 羽田に来てからで
羽田に来て1年目は本当に勝てなくて
本当に勝てるのかなー?大丈夫かなー
って思って戦ってたのが正直なところ。


ぱって思い出しても、
何試合か優勢で戦ったり、
格上のチームに2.30点あけてハーフを迎えてたのに
試合終わったら20点差くらいで負けてたこと、あったよなぁ。

対戦相手は代表メンバーがいるチームばかりで
戦う前から
比べて、個人のレベルの差やチーム力で
負けを認めてたんだと思う。


やってみなきゃわかんないのにね。

このチームに勝てっこない
って試合に挑むほど
勿体ないことってないなって今は思うし
羽田の2年目のプレーオフで身を持って知ったかな。


格上のチームと当たるプレーオフ。
私は、当時のメンバーが大好きで
チームの絆ならどこにも負けない気がしてたから
試合前日に
このメンバーでやれるのは明日で最後かもしれない
っていう悲しさで泣いてたんだよね、
なんか悲しいなぁ
もっとやりたかったなぁって。

だけど、
明日勝てば良いだけじゃん。って思い直してからは
なんか絶対勝たなきゃいけないし、勝つ。
ってマインドになった。
よく考えたら
私、失うものがないじゃん。って思って。

相手は格上!だからこそ
私たちは挑むんだから当たって砕けろで
どんどん積極的にやってやる!って思ってた。

当時のチームの遂行力は凄くて
言われた事は絶対だし
チームルールが徹底されてた。
私、プレーしてた20年のバスケ人生で
チームの遂行力や団結力でいうと3本の指に入るくらい
遂行力のあるチームだったと思う。


もちろん、気に入らないこともあるだろうし
(当時もあったよ)
みんなぐちぐちも言うけど(女子あるある?)
全員がチームを信用してたし
コーチの指示を体現したんじゃないかなって思う。
今、当時のビデオ見ても、やっぱディフェンスのチームルールの遂行力は徹底されてたと思うなー
メンバーチェンジしてもディフェンスの形は
ほぼほぼ崩れないほど、全員が理解してたと思う。

試合は

勝ち。

勝つ、勝ち切る。


って思えたら勝てるんだ!

って身をもって知った試合。


それまでの羽田は(私は)
点数が開けば開くほど不安になって
こんなに勝って大丈夫?って思ったり
こんなにうまく行くはずないよなぁとか思ってたと思う。
そう思い出すと
それまでできてたプレーが全て消極的に変わり
ガタガタと崩れていく。


だから
負けに慣れない。


気持ちが大切っていうけど

ずっとずっと

って感じだった私。

それがやっとわかった。



勝てると信じる。
自分を、練習を、監督を
費やした時間を信じる。
そして目の前の相手と戦う。

その、気持ち。

勝負にはそれが大切。

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