寒い!!母を思い出す冬。
今年は寒い。寒くてたまらない。
がんに罹患したからだろうか。
抗がん剤の副作用で免疫力が下がっているからだろうか。
私が30代の頃、母が「寒い寒い。手足が氷のように冷たい」と言って、私にあったかくするようにと盛んに言っていた時期がありました。あったかそうな服をたくさん作ってくれました。自宅でも職場でも、厚すぎて出番のない服も多かったのですが。
もう20年以上前のこと。いくつか、いつか着るかなと残していた服があり、今年はそれを自宅でよく着ます。
あの頃、母は、いろんなところが具合が悪くてあちこちの病院や薬局通いをしていました。だいぶたってアミロイドーシスという特定疾患の難病だということがわかり、3年の闘病の後、他界しました。
「年取ってきてるんだから、仕方ないやろう」とあまり気にとめなかったあの頃の自分。「ママは寒いかもしれないけど、私は寒くないの!」と、私のことばかり気にかける愛情いっぱいの母をしようがないなあと思っていたのでした。
寒かったのは病気のせいもあったのでしょうか。
今年の冬は、よくあの頃の母を思い出します。
寒い。ほんとに寒い。手足が氷のように冷たい。
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