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10万くらいでゲーミングな雰囲気の自作PCを作る_パーツ選び #426

エンジニアであれば一度はやってみたくなる自作PC。

自分は会社貸与のMacしか持っておらず、自宅用PCは持っていませんでした(Ipadのみ)。そんな状況も手伝って、PCの勉強がてら自作PCに挑戦してみることにしました。

一先ずパーツ選びが終わったので、その内容をまとめます。

前提

用途は事務作業用で、ゲーム目的ではありません。そのうちゲームしたくなるかもですが、4歳と1歳を抱える家庭なので、まぁ暫くは無理かなと。

また、予算はPC本体で10万円くらいです。エントリーから色々詰め込んでもアレなので、最低限の使い心地を確保できれば良いかなと考えています。

では各パーツを整理していきます。

CPU

CPUはパソコン全体の性能を決めるパーツです。多くの計算処理を担当し、人の頭脳にも例えられます。IntelとAMDが2大メーカーで、それぞれハイエンドモデルからエントリーモデルまで幅広いラインアップがあります。

今回はインテルの i3-12100を選定しました。

インテルの第12世代の中で最も安いCPUです。ただそれでも4コア8スレッドあり、YouTube視聴でもCPUの使用率は3~10%と余裕がある、というレビューもあり、事務利用メインなら問題ないかと思って決めました。

また、インテルのCPUは内蔵GPUを搭載しているモデルが多いことも決め手でした。2大メーカーのもう1社であるAMD製だと基本的にGPUが内蔵されていないみたいだったので。

GPUは3Dグラフィックの演算処理をするパーツで、後述するグラフィックボードをPCに搭載する場合は、CPUに内蔵している必要はありません。

ただ今回は予算の都合上、高価になりやすいグラフィックボードは省略したかったので、内蔵GPUが必須でした。


マザーボード

各パーツをつなぎ、PCの体の役割を果たします。周辺機器を制御する機能もマザーボードが担います。サイズはATX、microATX、Mini-ITXの3種類が主流です(ATXが最も大きく、Mini-ITXが最も小さい)。

マザーボードと互換性があるかどうかがパーツ選びで極めて重要になります。

今回は「ASRock マザーボード B660M Pro RS」を選定しました。

まずサイズはMicro-ATXにしました。予算都合というのもありますし、設置予定スペースの問題もあり、PCケースはミニタワーを使いたかったからです。

その上で以下の仕様になっています

  • CPUソケットはLGA1700 -> インテル12世代に対応

  • メモリの規格はDDR4 -> 最新ではないけど速い

  • チップセットはBシリーズ -> USBの数, SSDの搭載数などが必要最低限

チップセットのシリーズはこちらのブログでわかりやすく整理されていました。

Intel チップセット
Zシリーズ…K付きCPUのO.C.に対応しPCI-Expressのレーン数も多い。その世代の全機能に対応。
Hシリーズ…CPUのO.C.は非対応。USBの数も多め。一般消費者向けの普及モデル。
Bシリーズ…必要十分といったビジネスモデル。PCI-Expressレーンは少なめ。SATAやM.2も少なめです。

AMD チップセット
X…ハイエンド向け。その世代の全機能に対応した上位モデル。
B…一部機能を制限した普及向けモデル。ただしX570とB550を比べるとB550のほうが後に発売したため、設計の練度はB550の方が高い場合が多い。

グラフィックボード

先ほど少し触れましたが、グラフィックボードは画面の描画、3Dグラフィックの演算処理を担当します。性能の違いで多くの種類があり、ゲーミングパソコンには必須のパーツです。

ただし今回は予算の都合上、購入せずにCPUの内蔵GPUで対応することにしました。


メモリ

CPUが使うデータを一時的に保存しておく場所です。HDDやSSDより高速ですが、電源を切るとデータは消えてしまう揮発性のものです。そのためHDDやSSDのようにストレージとしては使用できません。

現在はDDR4という規格が多く出回っており、それ以前よりも高速です。DDR5という最新版も出ています。

今回はCORSAIRのVENGEANCE RGB PRO シリーズ ホワイト 16GB [8GB×2枚]を選定しました。

CORSAIRは会社の同僚にも勧められたのと、ネット上でのレビューも高く、かつこの見た目に一目惚れしてしまいました。元々はシリコンパワーのもっと安いメモリにしようとしていましたが、ここは少し奮発した感じです。

規格はDDR4、容量は16GBで、事務用PCには十分なスペックかなと考えています。


SSD

今回のPCのメインストレージです。規格はM.2という細長いタイプが主流になっており、重量感のあるビデオカードタイプよりもすっきりと作れます。

今回は以下を選定しました。

ストレージということもあり、正直「データ転送はPCle4が速い」という点と「容量」以外、違いがイマイチ分からなかったです。

ただあんまりケチってデータが飛んだりするのは嫌だったので、動画などでオススメされていて、インテルから独立したという背景があるソリダイム製に安心感を覚えて決定しました。


CPUクーラー

演算処理で電気抵抗が起こるためCPUは発熱します。適正温度は30~70℃と言われていて、これが90~100℃前後になると明確にパフォーマンスが落ちるそうです。

CPUやSSDには、温度が上昇しすぎた際に自動的にクロック周波数を下げ、温度を下げる機能である「サーマルスロットリング」があります。ただしこれが作動してしまうとパフォーマンスは落ちるので、クーラーで冷やす必要があります。

CPUクーラーは、この発熱するCPUを冷やすためのパーツです。ヒートシンクが直接熱を奪い風を当てて冷やす空冷と、液体を冷媒にしてヒートシンクに運ぶ水冷クーラーがあります。

今回はインテルのCPUソケットにも対応している以下を選定しました。

インテルのi3はそこまで発熱を気にしなくて良いCPU、という情報があったので、ちゃんとしたメーカー製で今回のCPUソケット(LGA1700)に対応していればOKという基準です。

コストと見た目で決定しました。


電源ユニット

その名の通り各パーツに電力を供給します。消費電力の多いグラフィックボードを基準に考えるとよく、ミドルクラスなら500~600W、ハイエンドなら650~750Wが目安となるようです。

ただ今回はグラボが無く、たまたまマザーボードとセット売りにされていたので、脳死で以下を選定しました。

価格的にはやや安めの部類かと思います。グラボが無いので大丈夫だと思っていますが、電源ユニットは意外と壊れやすいらしいので、あまり考えずに選んだ分注意して使いたいと思います。


PCケース

パソコンの外装で、各パーツを収める箱です。マザーボードに合わせて、ATX、microATXなどの種類があり、大きさではミニタワー、ミドルタワーなどの種類で分けられます。

今回はミニタワーで以下を選定しました。

部屋の色的にホワイトがよく、かつフロントデザインの良さとLEDファンが付属している点で即決でした。


OS

言わずもがなオペレーティングシステムです。自作PCを作る時、当たり前すぎて買い忘れるケースもあるようです。

Windows11 Homeにしました。

インストールにはTPMの設定だったりネット接続だったり、越えなければいけない壁がいくつかあるみたいなので、実際にインストールしたらその辺もアウトプットしたいと思います。


総額

上記で100,699円になりました。
予算ぴったりくらい。


パーツが数週間以内に届くので、揃い次第キッティング開始します。
うまく出来るだろうか。。。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
何か見落としてることなど、気がついた方がいればコメントいただけると嬉しいです。


参考


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