カスタムCopilot GPTを作ってみた
無料版でもGPT-4 Turboが使えることになり、話題となっているCopilotですが、有料版のProではChatGPTのGPTsのようにカスタムでCopilot GPTが作れるので、いくつか作ってみました。
ソクラテス式GPT
まず、実際に作ってみたのは以下のようなものです。
ソクラテス式中学歴史
ソクラテス式中学理科
これらは答えを教えてくれるのではなく、ソクラテス問答のように、ユーザーとのやり取りを通して理解を深め、深い学びとなることを意識したものです。
こうしたものは山口県教育委員会が県内の公立中学校の一部で来年度採用するそうです。
実際に社会科と理科の先生に触ってもらったところ、なかなか面白いとのことでした。
知識として中学校学習指導要領を読み込ませていますが、ときおりその範囲を越えた対話になります。
理科の方がその傾向は強く、やや難しい返答も見られました。今後改良していきたいと思います。
英作文添削用GPT
生徒の英作文を添削してくれるGPTも作成しました。これは生徒自身に英作文の課題の最中に使わせることを目的としています。
実際に作って数週間してから、Yahoo!ニュースの記事にプロンプトが載っていたので、これを参考に書き換えてみました。
CEFRの基準も設定しているので比較的求める返答が返ってきます。実際に授業で生徒に使わせてみないと何とも言えませんが、かなり活用できそうです。
教師は生徒一人一人の添削をする必要がなくなり、働き方改革につながります。
また、生徒一人一人の個別最適な学びにもつながります。
英会話練習用GPTも作成しました。
こちらはなかなかうまくいっていませんので、今後改良していきたいと思います。
教科書にある1 minute talkを読み込ませて、Pepperくんのように、自由に会話ができるように設定しようと思います。
通知表所見作成GPT
続いて学期末の通知表での生徒所見作成を助けてくれるGPTを作成しました。
生徒の特徴や委員会、部活動などを入力すると、200字以内で所見を書いてくれるように組みました。
以前ChatGPTで所見を書いてもらったとき(実際には使わなかった)よりもかなり精度が上がっているように感じました。
何人かの先生に触ってもらうと、かなり驚いていました。
まだまだ職場内でのAIの認知が低いだけに驚きの声があがるのだと思いますが、実用レベルにはなっていると思います。
今後も様々なGPTを作り、授業や校務に活用したいと思います。
ところでCopilotのGPTは誰にでも使ってもらえるということなのですが、リンクを共有してもアクセスされるのはCopilotのトップページで、カスタムしたGPTではありません。
このあたりはまだ対応していないのでしょうか。
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