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雨上がりの横浜

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横浜はシワシミのない洗い立てのシーツみたいな、端から端まできちんと手入れされた状態が常に保たれているように感じる街だ。同じ港町の神戸ほどゴシック建築的な重苦しい感じはないし、海も比較的透けているし、もし私がこの街で暮らしたら労働意欲を失ってのんびり暮らすことを人生の目標にし始めてしまう自信がある。それほど魅力的で空気が良い街。

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横浜が聖地の『恋は雨上がりのように』のタイトルよろしく、午後からは雨が止んで曇り。

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赤レンガ倉庫ではクリスマスマーケットが行われていた。大阪のスカイビルで開かれる小ぢんまりした感じとは全然違う。

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ホテルニューグランド発祥のドリアも食べて、とにかく100%穏やかで屈託のない旅だった。唯一の屈託は、パンにまぶしてあったパセリ?か何かと染み込ませてあるバターが手にまとわりつくのが気になって、一緒に食事をした後輩の話に全然集中できなかったことくらいだったと思う。
日常的にハイクオな神戸のパンを食べ続けてきて、関西から引っ越してからは全然同じ味に出会えずパン全般を避けていたけれど、ここのパンはめちゃくちゃ美味しくて久々にパン欲が満たされた。

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とりあえずとにかく綺麗で変に考え込んだりするきっかけもなく、次は天気の良い日に徒歩で洋館巡りをしようなどと平凡で平和なことを考えながら東京へ戻った。



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