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willのために

少し前に読んだ、箕輪編集室公式noteの記事がずっと頭の隅っこにいる。
学生さん向けの講演会の記録。


やりたいことが見つからないなら、まずは目の前にあるやるべきことを全力でやりきる。


「やるべきこと」を全力でこなしていると、そのうち「できること」が見えてくる。「できること」が見えてくるとそこから「やりたいこと」にたどり着く。

簡単なようで、わたしにとってはすごく難しい。
「やるべきこと」ってなんだろう?
それはどの分野で?仕事?家事?育児?

ふわっと過ごしていくうちに、世の中はstay homeの時代に。
家にいる時間が増えて、今後の収入のことを考え始めたときに、仕事について考えるようになった。

わたしの勤める自動車業界は、stay homeの時代になる前からマーケットが縮小し始めていた。それまでは緩やかだったが、急降下するに違いない。
1年後、仕事があるかわからない。
だからといって、今の職場を早急に離れるのも違うと思っている。
収入のあるうちは続けて、慌てずに次のフィールドを探す準備をする。
あるいは、複業(副業ではなく)として成り立つものを探したいのだ。

わたしにできることってなんだろう?
「やるべきこと」がわからなくて「できること」を探し始めた。
そうだ。ピアノをかじったではないか。歌も習った。
なんなら、数年だが教える仕事もした。

逃げ出した音楽の道に戻ってみよう。

方向が見えてきた。
でも、音楽で食べられる人はほんの一握り。
その一握りの人たちとわたしの違いはなんだろう?
たぶん、圧倒的な努力。わたしの一番苦手な分野。
だからといって、やれない理由はいらないのだ。
黙ってやれ。そういうことなのだ。

音楽の道に戻るための方法を考えた。
ちょっと弾き始めたら楽しくなって、YouTubeへの投稿を思い立った。
試しに2本投稿してみた。
1曲弾き切る自信がなくて、好きな部分だけ弾いてみた。
検索でたどり着いてくれる人もいるけど、最後まで観てくれてる人はほとんどいない。
たった50秒の動画なのに。
上手に弾いてるところを最後まで観たいんだと思う。
わたしが視聴者ならきっとそう思う。

ここでまた考えた。
最後まで観てもらうには、あるいは、何度も観に来てもらうにはどうしたらいいだろう?

1曲弾くにはこつこつ練習しなければ上達しない。
「やるべきこと」が見えてきた。
こつこつ練習するところを動画にしてシリーズ化する。
シリーズの最後は1曲通して弾いてみる。
同じように投稿してる人がいるかもしれないけどやった結果どうなるのか知りたくなった。
何より、自分の練習の成果を記録できるではないか。

楽しくなってきた。ワクワクしている。

上手に弾く人はYouTubeにもたくさんいる。
上手に弾くことについては敵わない。
なにせ、努力できたであろう時間を15年も無駄にしたのだ。
だから私は決めた。
上手でなくても楽しく弾こう。
これは大好きなYUKIちゃん(元JUDY AND MARY)がライブでよく言っている、『上手に歌うのではなくて、心を込めて歌います』の名言から。

音楽は心で奏でるものだもの。

楽しいのおすそ分けができるようにがんばる。
よかったらチャンネルをのぞいてみてください。
読んでくれてありがとう!





「好き」で満たす暮らしを目指しています。