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「進化の学校」ってどんなとこ?2022年2月期体験レポート

「進化の学校」とは

「進化思考」提唱者の太刀川英輔さんから進化思考を直接学ぶことができる貴重な場です。「進化の学校」の運営方法自体も、2020年の第1期から毎回さまざまな進化を遂げている様子。

2022年2月期、体験レポート

ここから先は、私が参加した2022年2月期の「進化の学校」についてレポートさせていただきます!

全4回+特別講義1回、進化思考にどっぷり浸かる1ヶ月

講義は全てオンライン開催。当初は「毎週末4時間って結構なボリュームだなー」くらいのイメージだったのですが、実際には「反転学習」という手法をとるため、週末の4時間に加えて平日もがっつり宿題に取り組むことになりました。
全てのワークシートの完了が「進化の学校」の修了条件ですので、受講期間はある程度「進化思考」のためにしっかり時間を確保する前提で参加することをお勧めします。

反転学習を支える「ホームチーム型」のサポート体制

「週末4時間の他に、宿題もあるの??むりむり!!」と弱音を吐きそうになったものの、スタートしてみるとかなりしっかりとしたサポート体制が組まれており、安心して取り組むことができました。

まず、参加者は5〜6人の「ホームチーム」に振り分けられます。そしてそこには同期の参加者に加えて、TA(Thinking Assistant)と呼ばれる方々が配置されています。

画像はあくまでもイメージです

TAの皆さんは「進化思考研究所」のメンバーで、すでに「進化の学校」を修了した先輩方です。週末の講義に参加できなかった方への個別サポートをしてくださったり、ついつい宿題を後回しにしてしまう人のために「もくもく会」をセッティングしてくださったり、ご自身が過去に作成したワークシートを見せながら解説してくださったり、毎週末のふりかえりシートの内容に対して応援や励ましのコメントをくださったり、さまざまな形で伴走してくれます。

ちなみにホームチーム(5人)は、ダンバー数の第0階層(3-5人)をもとに設計したらしい。親密に相談をしながら宿題を進めるにはちょうど良い人数だったなと感じています。文化祭の準備のような、ワクワクが止まらない1ヶ月でした!

毎朝のラジオ配信がコミュニティの解像度を上げる

2022年2月期に「進化の学校」が進化した取り組みの事例として、「朝ラジオ」についてもご紹介したいと思います。
TAの皆さんが主体となり「参加者がお互いに知り合うためのイベント」として企画運営してくだったのですが、これがまた参加者の人生を掘り下げるような、深くて面白い話が引き出されるんですね。毎朝たっぷり1時間、謎の充実感を味わっていました。(主にふとんの中で。)

ラジオは毎朝6時または7時のチェックインから始まり、数人のTAさんがファシリテーターとしてゲストの話を聴く形式で進みます。ゲストは立候補、リスナーは自由参加。zoom+Facebookでのライブ配信でしたが、2月期の参加者には録画がシェアされるので、朝起きられなくても後で観ることができます。多様なバックグラウンドの方々の話を進化思考と絡めて聴くことはとても刺激的で、自身の宿題を進めるモチベーションにもなりました。

全4回+特別講義1回のプログラム概要

ここからは各回のプログラムをご紹介しつつ、個人的な感想を付記します。

第1回の内容: 2月5日(土)

  • 進化思考とは?

  • 進化させたいxを決める(ワーク有)

  • 変異マンダラ&時空観マップ(ワーク有)

  • 適応:解剖(ワーク有)

  • ふりかえりシート記入

  • 宿題:適応(解剖)+変異(変量・擬態・欠失)のシートを埋める

変異や適応の各ワークを上記の時間内に完成させるのは無理なので、埋めきれなかった部分が次回までの宿題になります。体感的に、サクサク埋められるワークと、なかなか埋まらないワークがあります。おそらく分野ごとに得意不得意があるのだろうな、と感じました。

第2回の内容: 2月12日(土)

  • 公開質問会

  • 変異:増殖・転移・交換・分離(ワーク有)

  • 適応:系統(ワーク有)

  • ふりかえりシート記入

  • 宿題:適応(系統)+変異(増殖・転移・交換・分離)シートを埋める

第2回で印象的だったのは、冒頭の「公開質問会」。ひとつひとつの質問にしっかり時間をとって太刀川さんが回答してくれます。私はこの段階でまだ「進化させたいx」を決めかねていましたが、質疑応答の中で徐々に方向性をみつけていくことができました。

第3回の内容:2月19日(土)

  • 公開質問会

  • 適応:生態(ワーク有)

  • 変異:逆転・融合(ワーク有)

  • FUTURE SELF(ワーク有)

  • ふりかえりシート記入

  • 宿題:適応(生態)+変異(逆転・融合)のシートを埋める

第3回も「公開質問会」からスタート。皆さん質問の内容がどんどん深くなっていきます。第2回の宿題だった「系統」のワークでつまづいた部分や、迷ったポイントなどをクリアにしてから、適応四天王のうち最強(に難しいと言われている)「生態」のパートに入っていきました。ちなみに最弱は「解剖」だそうです。

第4回の内容: 2月26日(土) 

  • 公開質問会

  • 適応:予測(ワーク有)

  • コンセプト(ワーク有)

  • ふりかえりシート記入

  • 宿題:適応(予測)+コンセプトのシートを埋める

第4回も「公開質問会」からスタート。皆さんだいぶ出来上がっているのかな?と思いきや「生態」をやってみたら「系統」「解剖」を直したくなったり、そもそも「進化させたいx」の対象を少し考え直したくなったり、と波乱万丈です。「え?来週コンセプト発表?本気ですか?」という心の声が止まりませんでした。

第5回の内容: 3月6日(日) ※特別講義

最終日の特別講義は、2月期の参加者全員がひとりづつ「進化させたいx」のコンセプトを発表する!という形で実施されました。
そして、太刀川さん+進化思考研究所の先輩方+2月期参加者全員が、ひとりひとりのコンセプトに対してスプレッドシートにコメント記入する形でフィードバックを行いました。もはやこれは脳みその筋トレなのでは?と感じるほど、さまざまな分野の進化のコンセプトに揉まれた、濃厚な4時間でした。

実のところ、私は発表前日の夜の「もくもく会」終了時点でもまだコンセプトが完成しておらず、その後の2時間くらいでなんとか形にしました。こういう時は「もう少し時間があれば」と思いがちですが、今回はむしろ、限られた時間の中でとりあえずアウトプットを出すことの重要性を改めて感じました。それくらい「絞り出した」感があります。

「進化の学校」から「進化思考研究所」へ

このような感じで「進化の学校」のプログラムを無事終えて、Goldに輝く「修了証書」を受け取ったのでした。めでたしめでたし。

と、お話はこれで終わりではありません。
2022年3月からは「進化思考研究所」に参加することになり、さらに楽しい日々が始まるのですが、その話はこちらの記事でどうぞ!


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