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一倉定の経営心得を読んで


私が感じたのは、すべて商売の基本が書かれていると感じた。

昨今の書籍のようなリーダー論やマネジメント論など多数に出版されており、少なからず読んできたが、これは身も蓋もなく基本的な部分をどれだけ忠実に実行できているかを改めて考えさせられる本であると感じた。

例えば、事業の成果で記載されている文言には、社内の生産効率化の為の、だったり社内を良くするために、ではなく本来、お客様の目線にあって、お客様の要望に応えられているか、が指針になるはずなのに大前提を忘れている経営者が多数にいるという事実にハッとする部分もあった。

社長は社内に目線を向けるのではなく常に外部であるお客様や市場に目を向けるということがどれだけ大事なことか。だからこそ社長であるべき存在は社内にい続けるのではなく、自分自身が常に外に出ることで市場の流れを読み、それに対してお客様に何ができるか、お客様が何を求めているかを考える機会を常に模索することが大事なんだと感じた。

現在、コロナの影響により、未来予想が難しくなってきたが、これをどう捉えて、どう動くかを年単位で考え、実行するためにどんな準備が必要かを考え続けることが必要である。

それは先天的なものではなく、自分が外に出てたくさんのことを見聞きする状況を作り出し、そこからあらゆることを想定することで次の一手に結びつくものなのである。自分自身がコロナのせいにして社内にいる時間が長いと感じたので、意識して周りとの接点を作っていこうと思う。

経営、数字についても利益を確保するために、どこまで今の会社に対して目標設定をすればいいのかを再度考え直す機会にもなった。

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