失う「目的」

今日は一冊の本をご紹介します。

「組織の壁」の壊し方 「働き方だけ改革」では会社は変わらない
 石原 正博著

友人から紹介頂い本を読んでみました。
20代だった自分に読ませてやりたいと思うほど、組織における「あるあるネタ」が満載。とても面白い本でした。紹介に感謝。

事例風に書かれており、現実とは違ってあっさり解決にたどり着き、「壁」が書籍のようにシンプルではないことが多いですが、持っておくとよい視点は、とても学びになり、解決に向けて戸惑っている方には、ヒントになる書籍だと感じました。

特に、襟を正す気づきになったのは、自分の弱さから相手(経営や上司)に期待しすぎないということ。組織だからこそ、何かやっていれば仕事をやった気になっているのではと、ぞっとしました。自分の働き場所は自分で守れ。そう思いました。

もう一つは、競争力の衰退について。それは、結果的には、経営の責任でもあると思いますが、生産性、商品力、すべては、現場力が弱ってしまっているからではないかと思いました。
筆者が述べるように、現場から会社全体を見る人が、圧倒的に少なく、現場の主体性がなくなってきているからではないかと思いました。

最近、身近で目的を失ってるケースをよくみかけます。いくつかの壁は、この目的を忘れているところから、あるような気がします。

本文を思い返していますが、噛めば噛むほど、ISO13485が優れている話や問題児だった20代の話、提案発信と責任の話とか、書くことが出てくるので、ひとまずこのあたりで。

https://www.amazon.co.jp/dp/4532322723/ref=cm_sw_r_cp_apa_glc_i_DEGVTMYZZBNE9HMNCTP6

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