単語の暗記にはフェーズがある
先日受けたTOEIC模試の復習をしているとき、ふと思ったことです。
わりと当たり前のことなんですが、あらためて理解したので言語化しておきます。
ちなみにTOEIC受けたときの感想とかはこちら↓↓
単語の暗記にはフェーズがある
これなんですよ。
当たり前なんですが、英単語をみて日本語に訳せるようにする。
よくこの一方向の暗記作業のことを英単語の暗記といいます。でもそれだけじゃない。英単語の暗記にはもっとたくさんフェーズがあって、それを理解しておかないと単語暗記がただのつらい詰め込み作業になっていく気がします。そして意識しておかないと遠回りしてしまう気もします。
英単語の暗記には
①リーディングフェーズ
②ライティングフェーズ
③リスニングフェーズ
④スピーキングフェーズ
があります。それぞれを意識して学習しないと一向に話せる語彙が増えないし、リスニングも伸びない。
①リーディングフェーズ
dog → 犬
普通、英→日で訳せるようになると単語を覚えたと思うわけです。
この段階では英文中で登場すると訳せる、意味がわかる状態になっています。
ここで大事なのは、「dog」を日本語で「犬」と訳せるだけにとどめるんじゃなくて、「dog」をみたら「犬」を通り越してダイレクトで
これをイメージできるかです。ここまでしっかりと記憶に定着しておくほうが後々有利です。
②ライティングフェーズ
英語 → 日本語を覚えたら次はその逆も。
「犬」 を「dog」と訳せる。プラス書けるようにする。
名詞ならばそんなに困らないんですが、動詞や形容詞、副詞の場合は単語だけ知ってても使えないのでできればフレーズの中で覚えた方がよさげです。
たとえば、
こちらの金のフレーズから引用すると
equip 動 備え付ける の場合は
Each room is equipped with Internet access.(p116)
てな感じですね。be equipped withの形で覚えないとすぐには使えないです。
ライティングやスピーキングで、あの単語を使いたいのに前置詞とかよくわからないから使えない経験、あると思います。
パッと使えるようにフレーズで覚える。
③リスニングフェーズ
これ僕はおろそかにしがちなんですが、単語を覚えるときに耳を使った方が絶対にいい。
頑張って英単語を日⇄英やフレーズで覚えても、リスニング問題で発音された瞬間に???とよくなります。後から答え合わせしたきに、
その単語知ってるのに!!ここ聞き取れてたら問題解けてたのに!!
あると思います。
だから暗記の時点からネイティブの発音を聞き、発音しながら覚える。
あと単純に暗記時には目、口、耳と多方向からインプットした方が単調な作業が楽しくなりますし効率も良いです。
④スピーキングフレーズ
ここはライティングフェーズで書いてしまいました。
フレーズで覚えましょう。
でもそれだけじゃ瞬発力がない。だから実際に英会話で使ってみるしかないですね。実践の場でつかう。
NYヤンキースの田中将大投手も、シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手も
変化球の握りを覚えて、ブルペンで何回かなげたらすぐ実践で試してみる。
と言っていました。
やっぱり実際にネイティブに向かって使ってみないと、身につかないんですよね。というか使った方が覚える。身に付く。
まとめると
英単語は
日⇄英かつフレーズを音声で聞きながら、発音しながら覚える。そして音をきいてその単語が意味する物や状態をイメージできるまで暗記の精度をあげる。繰り返す。最後に実際に英会話で使ってみる。
ここまでやってはじめて自分のものになります。
なんとながい道のりなのだ...
英語学習とはほんとに地道で地味な作業の積み重ね。
その過程をいかに楽しむかが問われています。
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