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歯科医師になって4年が経ちました

今現在は5年目です。そろそろ言い訳のできない年数が経っている。というわけで?短い4年間を振り返っていきたいと思います。

ちなみに
いまは診療がすごく楽しくて、趣味みたいな感覚すらもっています。休日にも練習したり勉強したり。しかし最初からそうだったわけではありません。なんなら辛すぎて歯科医師になって後悔してた時期もあります。

そんな僕がどうやって今にいたるのかを記録しておきます。

それでは4年間を振り返っていきましょう!!

研修医時代

北海道大学歯学部を卒業して2016年4月から歯科医師としてはたらき始めたわたし。長くて辛くて楽しかった6年間の学生生活が終わり、いよいよ研修医。

研修医になる=人の歯を治療することを意味する。当然学生時代に臨床実習なるものはあったけれど、今は時代もあって学生はほんとんど治療はできない。治療の一部をほんのちょろっとやらせてもらえる程度だ。だから正直学生時代に治療の経験はほぼ積めない。上の世代の昔話によると、学生時代にがんがん治療して卒業時には開業できるくらいになってた人もいるとか。意味がわからない。

ちなみに症例数だけでいうと、学生時代の臨床実習での1年間の経験値は研修医の1週間分くらいだし、研修医時代の1年間の経験値は勤務医(今)の1日分くらい。

そんな何もできない、でも肩書きはドクターである新人。毎日をなんとかこなして過ごしていく。

完全に自分の責任なのだが、僕は研修中はわりとゆるーく過ごしていた。同期とよく喋り、よく飲みに行き、たまに勉強するくらい。めちゃくちゃアグレッシブに取り組んでいるわけではなかった。ただ向上心があったのは覚えている。それが空回りしてどう頑張ればいいのかよくわかっていなかった感じだったかな。

このままではいけないと思い研修終了後は、大学院ではなく一般開業医(街の歯医者さん)に勤めて修行することに。というわけで大学を1年で出ることにした。


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↑研修医時代に医局の仕事をしているときかな。BMIは19の痩せ型です。

勤務医①

最初に勤務したところは、神戸にあるハイレベルな治療技術を持つ歯科医師がいる医院だ。

この頃の自分は、とにかく自費治療をしたい。高い技術を習得して、きれいに治したい。という漠然とした目標とやる気があったので、高いレベルで治療をしている医院を探して勤めた。

実際働いてみてわかったことは、めっちゃ厳しい・・・
当たり前だよなと今では思う。完全に認識が甘かった。ここでは厳しく医の倫理観、治療に対する姿勢を学ぶことができた。研修医までのたるんだ認識や姿勢を1つ目の職場で矯正してもらったと思う。

しかし当時の自分にはきつかった。耐えることができなかった。

ここからは当時の僕の悩みや苦労、学びを書き殴ったメモを紹介しながら振り返っていきます。

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当時は謎に学歴に関していろいろ言われた記憶がある。たしかに僕は北海道大学で国立大学出身ですが。ここでたくさん否定されたことで、自分はぜんぜん偉くない。なにもできない人間だと思い込み、全然パフォーマンスを発揮できなかった。天狗にならずに済んだ点に関しては感謝しているけれど・・・

萎縮したらぜっっっっっったいに能力を発揮することはできない。人の上に立つ立場になったときに気をつけたいことランキング1位!!


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萎縮して仕事が面白くなく、辛く、練習も何もせずに逃げるように帰宅していた頃に指摘された。わかっちゃいるけど変われない辛さをこのときに味わいました。

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なんとか時間を上手く使いたいということで1日のスケジュールを全て書き出したこともある。ほほえましい努力。

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新人のころは、初診患者さんをみたあとの報告もまともにできなかった。何を報告したらいいのかわからない。何も診断できていない。本当に1から教えてくれていたのだなとメモを振り返ることでわかりました。言い方に難ありすぎでしたが、内容はすごく重要なことばかり。

言い方が腹立つことばかりでしたが(2回目)、新人をきちっと1人前に育てようとしてくれていたのかな?と思います。

でもそれに応えられず半年でクビに!
正確には院長と話しあい、お互いもう無理だよね!と確認し退職することになりました。合わなかったのだからしょうがない。

これは自分のなかでかなり大きなイベントだった。だってわずか半年で無職になるとは思ってなかったので。人生でも指折りの挫折です。

勤務医時代②

無職になって1週間くらいで再就職先をみつけたときは、国家資格の威力すげえと思った。

今は歯科医師の数が減っており、なおかつ患者は減るわけもなくどこも勤務医を探している時代に助けられてすぐ就職することができた。このときもブレずに高いレベルで治療している医院を探したのを覚えている。今度こそ頑張るという決意とともに。意識は昔からずっと高い。

2個目の勤務先では、わりと早めに簡単な症例からどんどん任されたことが驚きだった。え、治療していいの?って感じ。

もちろん院長や先輩ドクターにチェックをしてもらいながら患者さんの治療をこなしていく。そんな毎日が楽しくて、どんどん仕事にのめり込んでいった。

向上心にしたがって努力を積み重ねるには土壌が必要だ。それは、自分がその組織に貢献できていると感じていること。自分の頑張りがこの組織を成長させているんだと少しでも感じられること。

怒られてばかりでは、自分は役に立たない存在だと感じてしまい努力しようという発想に(僕は)ならないし、努力しようとしても気持ちがついていかないから全然集中できない。

技術の向上に終わりはないけれど、向上心を持って自分のやりたい仕事ができている現在。

現在

今では、仕事が楽しくて常に歯のことを考えている仕事人間にまでなったが、当初は仕事大嫌い人間だった。

職場環境でがらっとぼくの人生は変わったけど、でも前の職場も今の職場もぼくには必要な過程だったのだと理解している。無駄なことはない。当時は辛くても今仕事が好きなのはあの時期を経たからだと思う。今は感謝すらしている。

こうやって過去を振り返ることで、忌々しい記憶wを清算できたようなすっきりした気持ちになったのはびっくり。書いてよかったなと思う。

ちなみに最近は、専門医になろうと思い立ち英語の勉強を毎日やっていて、自分の向上心を上手く動かせているな。毎日楽しいな。と感じて1日を過ごせている。

最後に

長々と書きましたが読んでくださってありがとうございます。

これからもnoteで英語の学習記録を継続していくつもりです。大きな目標をかかげ、長期でコツコツ頑張っている方。そうじゃない方も。一緒にがんばりましょう!!


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