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Scratch練習帳0-5

(更新情報:2020.10.3. → 2020.12.21. → 2021.3.16. → 2023.8.11.)
 皆さん,初めまして。小学校教員を36年間務め,2020年3月に退職した元教員の久保田温(くぼた やすし)です。
 この20年ほど,外国語活動とプログラミング教育を進めてきました。あれれ。外国語活動が必修化されたのは2011年で,プログラミング教育は2020年ですけど・・・。実は,そのずっと前から「総合的な学習の時間」の中で外国語活動を,「クラブ活動」でプログラミング教育を行っていたのです。

 2020年度から実施されているプログラミング教育。そのねらいは,「プログラミング的思考」を育み,「気付き」を促しよりよい社会のための「態度」を育むとともに,各教科等の学びをより深めていく(小学校プログラミング教育の手引からのまとめ)とされています。
 そのプログラミング教育を進めるために,ここではScratchを活用したプログラミングについてお話しします。

 Scratchとは,子どもがプログラミングを学ぶためのプログラミング言語です。Scratch財団とマサチューセッツ工科大学メディアラボ ライフロングキンダーガーデングループがが開発しました。MITのサイトで使うweb版(https://scratch.mit.edu/projects/editor/?tutorial=getStarted)と,ダウンロードしてPCにインストールして使うダウンロード版(https://scratch.mit.edu/download からダウンロード)があります。
 サインインしてWeb版を使うと作品公開などができますが,プログラミングの学習が目的ならダウンロード版をお勧めします。

 Scratchを簡単に紹介します。
〇 コマンド・ブロックを並べるだけでコードが書けます。キーボードでコードを打つ必要がありません。

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 4種類のコマンド・ブロックを組み合わせただけ(数値は入力しました)のとても雑なコードですが,これで正三角形が描けます。
〇 変数やブロックなども使うことができますので,プログラミングの基本的なことを学べます。
〇 写真や自分が描いた絵にコードをつけて動かすことができます。手描きの動物が動き回るなんて,楽しいですね。
〇 音楽や図形が扱えるのはもちろん,おもしろいところでは,ビデオモーションセンサーや音声合成,ロボット操作のコードもあります。

 さて,現在,Scratchでプログラミングの学習をするために「Scratch練習帳」を作成中ですので,一部を公開します。ご活用ください。

0 Scratchをダウンロードしてインストールしましょう。作ったファイルを保存しましょう。(更新:2023.8.11.)

1 Scratch画面の各部について知りましょう。(更新:2023.8.11.)

2 コードブロックの操作方法を理解しましょう。(更新:2023.8.11.)

3 背景,スプライト,コスチュームについて理解しましょう。
 (更新:2023.8.11.)

4 ステージの広さを確かめたり「動きカテゴリ」のコードブロックを使ったりしましょう。(更新:2023.8.11.)

5 線を引きましょう。(更新:2023.8.11.)

 以上,Scratchの基本的な事項を学習するためのものです。いかがでしょうか。わかりにくい部分などがあればお知らせください。

※ プログラミング学習で心がけてほしいこと
 「Scratch練習帳」の1行目には,「結果を予想しながら,粘り強く」と記しています。
〇 実行する前に結果を予想しましょう。
〇 期待したとおりの結果がいきなり得られることはまずないでしょうから,粘り強く取り組みましょう。

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