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日記_98

仕事を終えてからずっとフリースタイルラップバトルの動画を見ていた。たまに無性に見たくなる。分かりやすい暴れん坊、油断させて刺してくる人、スキルで制圧する人、個人のスタイルがよく見えるのと、対戦相手の組み合わせによって空気感が変わるのが楽しい。

ディスったり煽ったりするのは似合う人が別れる気がするけど、耳が喜ぶリズムのフローと韻を踏む人、ストーリー性があるリリックを紡ぐ人を見つけるとその人ばかり聴きに潜る。今日はSAMさんとDOTAMAさんを追いかけていた。2人とも栃木の人らしいけど土地柄ってあるのかな。(千葉の松戸は格闘技のイメージがあるし。)
気に入った人はSpotifyでもフォローしてみたけど、出来上がった楽曲よりもバトルの方が好きだった。その場で舞台が出来上がる生感に惹かれるのかな。一瞬のグルーブや機転を味の決め手にできる人はかっこいい。

格闘技にハマっていた時によく「意外!」と言われたけど、真剣勝負はすごく好き。勝ち負けじゃなく全力の表現が見れるとワクワクする。
らしさの形にはこだわりがないんだよな。スペシャルな武器でなくバランスの良さでも良い。自分が持っているもの全部使って最後まで粘る人間臭さとか、余力でなく無理やり余地を捻り出すようなヒリヒリする感じを美しいと感じる。
だから勝ちにすがっている塩試合は見たくないし、それを見るぐらいなら美しい負けを見たいと思ってしまう。美しい負け方ができたら実質勝ち。自分もそうありたいと思う。
チームスポーツはそれぞれの表現が見えにくいから興味が湧かないのかも。カメラ遠いし。サッカー漫画もブルーロックみたいに人にフォーカスしていると読めるもんなあ。

この感じ、さては気圧の山を超えて元気になってきているな?

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