日記_186

労務のあれやこれやを統合していく中で、M&A先の担当者の方とミーティングをしていた。「行武さんの稼働は絶対週3でおさまってないと睨んでいます」と言われて、直近稼働が増えていることに気づく。

必要な時はその分動くと決めているので当然っちゃ当然なのだけど、正社員に戻ったから残業代がつくんだなあ。本当にお金にガサツなので絶対私は総務や労務に向いていなかった。

夕方はふわっと友人からお誘いがあって仕事らしきテーマでおしゃべり。昨日から続けて私が誰か/何かに対して作品をセレクトする、というコメントがあって、アウトプットとしてとても良いなあと思った。

アートディレクションというとポップアップショップとか展示を想像していたけど、本棚を作るとか、場所に合わせて作品をセレクトするというのは良いな。きっとセレクトの手前にその人/場所の形を掴むためのセッションが行われるはず。ああ、その仕事は楽しそうだ。モニター募集してみようかな。

1日があっという間に過ぎて頭がカチカチになったので、夜は夕飯がてら本を読みにはま寿司に行った。数年前友人たちと仕事をしていたときによく来ていたので、くるくる寿司は無意識にはま寿司に入ることが多い。だいたいシャリ半分にできるのも良い。(他のところもできるのかな)

引き続き「野の医者は笑う」を読んでいる。今めちゃくちゃおもしろいところ。
東畑さんが野の医者を調査する中で2階建ての構造に気づき、2階にいるマスターセラピストに合いまくり、さらに元を辿ってキリスト教の思想運動に行き着いた。今学んでいるコーチングの始祖も敬虔なクリスチャンで、順番待ちする本を思い出しながらやっぱり聖書は一度読み切ってみたいなあと思う。

家系図を遡るような調査はロマンチックで大好き。私がはじめて作ったインフォグラフィックも総合格闘技の一団体から力道山まで遡る、という作品だった。プレゼンの後おじさまたちにめちゃくちゃ話しかけられたのを思い出す。

これだけ枝分かれしても失われない宗教のパワフルさは計り知れない。血、濃すぎるだろ。