日記_1

この3週間ぐらい、7時のアラームを5回も6回も止めて1日のはじまりを後ろ倒している。はじまってしまうと時間に追いかけられるような気がして、追われない時間に縋りつこうとしてしまう。

酒徒さんのレシピ本を見ながら週末恒例の作り置きをした。
生の枝豆を使ったらもっと美味しいだろうに、業務スーパーの冷凍枝豆で中国の家庭料理を作った。豊かになる工程を省くと料理に色がなくなる。
スペアリブと生の蓮根を1時間かけて煮込んだスープは色があった。時間の色を確かめるように何度も味見をした。
調味料は塩だけなのに、ふくふくといろんな味がした。

ちょっと肌寒い。
秋っぽい服の中では厚手のセーターを着たのに手首から脇の下までツーツーで、押し入れのヒートテックに後ろ髪をひかれながら仕事場に向かう。もう今年も2ヶ月で終わり。私は何か1つでもやり切ったことがあっただろうか。

九州のイベントで2分のプレゼン。参加者は40名ほど。
発表はあいうえお順だったので私は最後から4番目だった。新姓（太田）なら前から10番目だったのか。読みやすくて早い新姓と、読みにくくて遅い旧姓。

いつも教室の右後ろで、他の人の様子を伺いながら発表の微調整をしていたので、好き嫌いではなく旧姓の方が落ち着く。

他の発表者は主体的な課外活動に取り組む学生さんと、どうやったらそんな仕事ができるの？と不思議になるような実力者が多いのが印象的だった。私はその間をふわふわと漂うようなポジション。

何人かからプレゼン後に声をかけてもらったので、遅ればせながら交流を意識してみようと思い立つ。本当は読んだ本のことも書きたかったけど今日はここまで。