日記_165

夏が近づいてきて猫が起きる時間が早い。
毎朝5時過ぎにごはんアラームが鳴りはじめ、徐々に音が大きくなり、最後はデスクに置いてあるものを片っ端から床に落としていく。
大事なものを落とされたくないのでこの数日デスクの上からだいぶ物が減った。

先週トレーニングに行けなかったので土日は連チャンでジムに行った。
上半身と下半身分けてトレーニングしたので今日は全身バキバキ。このぐらい負荷かけた方が変化は大きいんだろうなあ。
そろそろ回数を増やすためにスケジュール調整しないと。

「ちゃんと休む」をするために部屋の大掃除。
いつもいつのまにかいらない物が増えていて、小さい積み重ねがゴミ袋2つ分ぐらいになってしまう。日々の努力もこのぐらい積み重なって欲しいものである。

バラついた物をまとめるだけになっている収納ケースの中を整理。しばらく絵は描かなそうなので画材は2軍へ、もったいなくて使っていなかったポストカードはよく見える位置に置いてみた。手紙を書く習慣を作りたい。

新しく導入した無印良品の水を使わないアロマディフューザーが良い。超音波式も加熱式も手入れが面倒なので避けていた。今はネブライザー式っていうのがあるんだなあ、ズボラには非常にありがたい。オイルはおやすみブレンドにした。動作音は大きめだけど、香りの広がり具合はグッド。

棚が本でいっぱいになってきたので壁につけるタイプの棚も注文した。届いたらここに文庫サイズのZINEとカメラを入れよう。久し振りの模様替えでワクワクしてきた。あとはこれが維持できれば…

ここ3日ほどスマホを閉じ込める箱を使っている。22時には鍵をかけて、本を読んでから就寝。ちょっとPERFECT DAYSの平山さんを思い出す。

土門蘭さんの戦争と五人の女を読み終え、ヒコロヒーさんの黙って喋ってはあと少し。しばらくまとまった読書の時間を取れていなかったのでうれしい。スマホに侵食されていたんだな。

戦争と五人の女、うまく言葉にできないけど人間の臭いがパンッパンに充満している本だった。現代ではあり得ないことや言葉が当たり前に使われていてヒッとなる瞬間が何度もある。登場する女性たちのうち4人はずっと間接的な自殺や自傷をしているように見えて、胃のあたりが痛くなった。
それでも読むのをやめられなかったのはそこにリアルがあったからで、後半の日記パートはさらにリアルさを強化していたように思う。
少し前まで日記本を読んだことがなかったので、去年と今年じゃ受け取った感覚が違っただろうな。良い(と言って良いかわからないけど)本と出会った。
きっと土門さんが身を削りながら書いた本なんだと思う。読んでいるだけでも引っ張られそうだもの。