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日記_151

起きたら弟からデータが届いていたのでそのまま入稿。とうとう終わった。
よく話してよく書いた4ヶ月。日記も含めたら仕事以外で20万字ぐらい書いたことになる。

本が読めるようになったのと、自分のフィールドがほしいと感じたタイミングがたまたま合っただけだから、あのとき本屋さんに行っていなかったら別の形になっていたのかもしれない。

どうにかしないといけない場面で必ず必要な人や場がそこにあったのは不思議。これがゴール以外をスコトーマにする感覚なんだろうか。
実現したいものが「誰か」のものなのか「自分」のものなのかによって関わってくれた人への覚悟や責任感みたいなものは変わるなあと思った。

届くのが待ち遠しいな。
うまく印刷できているといいな。
はやくみんなに送りたいな。

夜はロゴを作ってくれた人たちが平塚に遊びにきたので会いに行った。
ご近所の彫金作家さんのお手製料理と美味しいワインをいただきながら、ゆっくり話すのがほとんどのメンバーと談笑。
ロゴは完全にオンラインで作ったし、作家さんも今まで話に聞くだけでお会いしたことがなかった。
動いて、話しているその人たちを見て、本当に存在したんだ、と思った。

押し付けのない会話ができる人たちが揃っていてすごく心地よい空間。
間接照明や(多分すごくいい)スピーカーで流れる音楽も今日の場にぴったりだった。

「つくるってなんだろう」というテーマで話していたときに作家さんが「つくっているのか、つくらされているのか、わからなくなる時があるよね」と言っていたのが印象的。
アーティストはイメージが憑依して、それをそのまま形にできる力がある人のことなんだと思うと。この捉え方、すごくしっくりくる。
アートだなあと思うものは、その人の頭の中だけで考えたものじゃないというか、無意識の領域で何かに動かされてできたある種操られているような感覚を察知しているのかもしれない。

おだやかなのに刺激的な、不思議な夜だった。

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