日記_48

どうしても松屋のうまトマが諦められない。
もう2日も空振りしている。

昨日は券売機がトリッキーすぎてボタンが見つけられず、今日は売り切れ。暗いシャドーがかけられたボタンが恨めしい。

チェーン牛丼店の商品をこんなにも熱望する日がくるとは思わなかった。だって、いつもムラなく無理なく食べられるのがチェーン店だったじゃない。なのにどうして。

元々は好きな芸人さんのYouTubeで、コンビの片方がえらくこの商品を気に入っている、という動画を見て存在を知った。
その人がうまトマを食べる時だけキラキラと人間性を取り戻すのを見て(感情が読み取りづらいサイコっぽい人だ)、なんて尊い商品なんだ、と憧れるようになったが、夏限定商品で出会うタイミングがなく、私の中でうまトマは幻想の食べ物と化していた。

ところが、数日前に「夏じゃないのにうまトマが食べられる」なんて動画が上がってたもんだから大変。
少し前なら30分かけて街まで出ないといけなかったけど、今なら駅前に松屋がある。ありがとう都会。ありがとう平塚市。

私も土岡さんと同じものを食べる！！人間性豊かになる！！！
…と意気込んでいたのに冒頭の有様だ。

追い討ちをかけるようにTwitterで終売のお知らせをちらほら見かけるようになり、たまらず友人に教わった松屋のアプリで近所の取扱店を探した。15km先にある。

平塚に引っ越してきてまで車で30分かけて松屋に行くの私…？と思わなくもなかったが、気づけば上着を着込んで車を走らせていた。来年は上着にジャリ銭を溜めない大人になりたい。

信号待ちのたびに在庫を確認しながら2つ隣の市まで運転して、無事にうまトマゲット。
結局茂原に行くのと変わらないぐらい移動時間はかかったけど、夜遅くに食べる憧れは最高に美味しかった。

何なのこの熱量。生理前怖い。

憧れのうまトマ