日記_118

珍しく身体を動かしたからか昨日今日と空腹で目が覚めた。内腿がバキバキの筋肉痛。Instagramに「初回の筋肉痛はキツイですが、慣れてきますよ！」とトレーナーさんからダイレクトメールが入っていた。
約30分の体験でこうなるなら、去年通っていたジムの1時間はなんだったんだろうと思わなくもないが、これが監視員がいる利点である。

午前中は友人が紹介していた長崎丸山遊廓という本を読み進めた。遊廓の商売の良い悪いは置いておいて、やっぱり長崎は工夫が多くておもしろい土地。

平地が少ないから斜面地に家を建て、上方の商人ばかりが儲かるから土地にお金を落としてもらうために遊廓を盛り上げ、日本の端っこにあるからこそ独特な進化を遂げているのかなと思った。管理の目が行き届かない場所ってロマンがあるよね。利益をダムみたいに堰き止めるのでなく、川みたいに広く行き渡らせるところもおもしろい。

これまでいろんな場所に住んできて、一番外の人へのガードが低いのがいすみ市だった。ただこれは自分が移住者コミュニティに属していたというのが大きい気がする。
長崎はより地元に近い人もガードが低い印象がある。小さな土地にさまざまな国の人がぎゅうぎゅうに住んでいた歴史からくるものもあるのかな、と思った。
5月頭にまた遊びに行く予定なので、次はもう少しローカルな人たちの中にダイブしてこようと思う。こういうフィールドワークみたいな旅行は楽しい。きっとこれが私の遊びなんだ。

ZINEの原稿を1本書いて、取材の日程調整をした。自分で見返せば良いかと思っていたけど、極度な表記揺れや言いたいことが伝わっているか不安になったので、月末弟に見てもらうことにした。こういう時に紙の仕事をしていた身内がいると助かる。

取材本数は予定の半分にすることにした。もう何回か読み返したいし、自分のパートもゆっくり書きたいから。20人はなんとなく決めた数字だったのを忘れていて、無意識に数を追ってしまっていた。危ない危ない。

昨日今日と派手に気圧が上下しているので睡眠時間が異常に長い。完全な春、早く来い。