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日記_99

買い出しして作り置きしていつもの土曜日。先週みたいな波がないと良いなと思ったけど、結局今週も気圧と気温の上下に翻弄されてしまった。仕事はきちんとできたのでよしとしよう。

最近Twitterのタイムラインで「ボーはおそれている」という映画をちょくちょく目にしていたので、レイトショーで見に行くことにした。
前評判はミッドサマーよりきつい・長すぎる・訳がわからない・全裸で走る、といまいち全貌がつかめない。まあ「君たちはどう生きるか」もイケる口だったし、アリアスター監督好きだから大丈夫でしょうということで近所の映画館へ。

結果個人的にはどストライク。やっぱり自分の感覚を信じるべき。
時間的にもテイスト的にも気軽におもしろかったから観に行きなよ!とおすすめはしづらいけど、3時間と思えないぐらいあっという間に終わってしまった。時間の感覚はイチ個人の意見です。



***以降本編の内容に触れています***




母と息子のキャラクターが逆だけどふわっと「少年は残酷な弓を射る」を思い出す。
監督はこの映画を「ユダヤ人にとってのロードオブザリング」と言っているそうで、見る前にこの軸は持っといてよかった。ユダヤ人の母子関係と、ざっとロードオブザリングのあらすじ(見たことない)をさらってから鑑賞した。このキーワード意識してなかったら2回見ないとあんまり頭に入ってこなかったかも。

現実に起こった出来事かはどちらでも良くて、自我の芽生えというか、ボーが生まれ変わる過程と認識した。
カウンセリングを受けている間の心象風景を映像化したらあんな感じになるんじゃないかなあ。特定のシーンがフラッシュバックされたり、なんとなく最後のシーンはボーの心の中の自分との対話だったりするんじゃないかなと思う。
ラストの画面構成が冒頭と似ていたから、生まれ変わりのシーンだと捉えたんだけどどうだろう。
監督がインタビューで「みんな、どん底気分になればいいな」と言ってたけど私にはハッピーエンドというか、リスタートな印象を持った。

プログラムが好評だったから絶対買おうと思ったのに、終了時間が遅すぎて売店が閉まっていた。残念。明日買いに行きたい。
考察記事を読みたいとこだけど、1回プログラム読んでからかな〜今の感想のまま制作陣の意図に触れたい。

あーやっぱ映画はいいもの。来月も行きたい。月1本ぐらいは観に行きたいなあ。

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