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日記_106

先週末コーチングの講座を受けて課題に取り組んでいる。
想像以上にスピードが速く、すでにアップアップ。講座の中で取り組んだ軽めのワークさえ満足に完成させられなくて笑ってしまった。
ただ表面的なゴール設定をしても今の自分は何も変わらないし、せっかく受けるならどれだけ痛くても自己適用したいので、事後課題と並行してワークの内容も見直すことにした。

講座内で行われた現状への不満を羅列するというワークは表面的なことしか出てこず、「生活の改善」程度のものばかり。期待値を落とす癖が出ている。
このまま考えてもコアな不満には辿り着きそうになかったので、自分史の作成から手をつけた。

運営に組まれたペアの人と1時間ずつ自分の人生についてシェアし(うちの会社のAI会みたいだ)、Notionに幼少期からのエピソードを書き連ねる。人と話して記憶の扉が開いたのか、突然子どもの頃嫌な気持ちになったことや好きだったことが溢れてきた。


まずネガティブ面で年季が入っていたのは容姿コンプレックス。幼少期から繰り返し周りに指摘された(多分本人たちに悪気はない)ところから自分を美しいと思ってはいけない、転じて容姿を磨いてはいけないというストッパーがかかっているように見える。
不満のワードに書き換えるなら「自分の見た目に自信が持てないのが嫌だ」とかかな。これは結構根深いし、これまで人前に出してこなかったところ。悪くない不満な気がするけど、マイナスの状態のものを設定するのは適切なんだろうか。セルフエスティームが低すぎる分野な気もするんだよなあ。

もう1つ気付いたのは「楽して個性的でありたい」と思っている怠惰で小賢しい自分。
そうだ〜これ薄々自覚してたから大人になって思考が浅い自分に悩んだんだよな〜〜
当時はカッコ悪すぎて言葉にするのを避けてたけど、そうだった。私怠け者のくせに特別になりたいしょうもないやつだった。
今まで美談ぽく語ってきたことも、7割ぐらいこの思考が裏側にあったことに気づいて穴があったら入りたい気持ち。娘さん、そりゃー甘いでしょうよ。不満とは違うけど、新たな気づきということでメモ。


ポジティブ面で思い出したのは、まず「お気に入りのシーンの追体験」が好きだったこと。

藤棚に大量になる豆を収穫していたのは当時見ていた映画のリターントゥオズに出てくるランチバッグがなる木に憧れたから。
綺麗なタイルを集めていたのは、アンパンマンの「きらきら星の涙」に出てくる涙型の石?に憧れたから。
空き地に群生しているカラスノエンドウをかき集めてベッドにしていたのはアルプスの少女ハイジに出てくる藁のベッドを体験したかったから。
フィクションを現実で再現・体験することに快感と満足を感じていた。

もう1つは即興のコミュニケーション。
大元の原体験は中学生の時にハマっていたチャット。もちろん知らない人とバイアスのない状態で繋がれることでネットが居場所になったこともハマったきっかけの1つ。これまではこれが最大の理由だと思っていた。
でも改めて考えてみると、やたらタイピングが速くなったことや、長時間執着していたことの全ての理由ではない気がした。

おそらく没入したのは見えない相手と息を合わせること、ちょうど良い合いの手を入れて会話を盛り上げるのがおもしろかったからだ。(みんなすごいスピードで打ち込んでいくのではじめは完全にROM専だし、投稿しても空気が読めてない感じになる)
リズムが良くて楽しいやつのところに人が集まってくるので、どうすれば楽しい会話ができるのか、色々試しながらハックしていく感じが好きだった。あー、ハックというよりはDJみたいな感じ。

ダンスも振り付けがガチガチに決まっているよりは、バレエの中のマイム(舞台上で台詞を使わず、身ぶり手ぶりで事物や感情を表現する技術)やモダンダンスのコンタクトインプロビゼーション(重力を意識しつつパートナーと身体の接触を続けるデュエット形式が中心の即興パフォーマンス)、ストリートダンスの(バトルでなく)セッション的なパフォーマンスが好きだった。

これらは全部即興のコミュニケーションで、相手の出方を見ながら盛り上がったり、しっとりさせたり、リズムを作るのが気持ち良い。コントロールほど強制的ではないんだよな。その場に出たナマモノの発想で料理していくというか。

この楽しみ方は週末にあったドラフト会議も通ずるところがある。即席のチームで最高の成果を出すために全体のストーリーを描きながら、要所要所で偶然性や想定外のトラブルをスパイスに変えていく感じ。
この2つはwanttoのヒントになりそうな気がするな〜


今の会社で自分史をそらで話せるようになってしまったことでセルフイメージを固定してしまったり、盲点(コーチングらしくスコトーマと呼ぼう)を作り出していた気がする。ここに書ききれなかったコンプレックスまみれの自分と再会して「よう、まだいたんか君は」という感じ。
まだ大学入学までしか書けていないので、ヘビーめの20代後半〜30代を思い出すのが楽しみ半分恐怖半分。


ペアの人から「周りの人に対して自分がどういう立ち位置だったのかで人生を説明するのが特徴的」と言われて「それな」と思った。
長崎の友人に「私はリフレクションで自分の存在を確認している」と言ったばかりだったのでホットなテーマ。
これが良いのか悪いのかはまだわからないので、とりあえず38歳まで書き切ってから振り返ってみる。

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