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日記_119

大きい粒度の仕事が終わると、カスみたいなタスクが散らばって見て見ぬふりをしたくなる。ただ放置しておくとそこから綻んでくるのを知っているので、出勤後1時間かけて0からタスクを整理した。
10人の敵と一気に戦えるほどの器用さはないので、とにかく整列させて1人ずつやっつける。このモードに入ると速いんだから、もっと早めに並べときなさいよ自分。

これをやる度に雑貨の売り場づくりを教えてくれた先輩のことを思い出す。
「欠けたところに新商品を刺すのはただの品出し。0から始めることを怖がるな。せっかく作ったのにとめんどくさがるな。」
先輩、私はまたパッチワークをしようとしてました。社会人16年目にもなって、私はまだあなたの言葉に支えられています。

夜は取材。残り3人。ゆっくり話してみたいな〜と思ってた人だったから時間を取ってもらえてすごくうれしかった。この人の言葉は優しくて広い。経験豊富なことは小耳に挟んでいたので、人生の中のどのピースをシェアしてもらえるのかなと先週から楽しみにしていた。

ゆるゆると普段より長めに1時間半ほどおしゃべりして解散。この人のこの感じ、伝わるように書けるかな。なんとなくプロットはイメージできるんだけど、どれだけ独特な言葉遣いを残せるかどうかにかかっているのかもしれない。

本を2人の間に置いてしゃべるのは、断片的な社会学に出てきた「寄せ鍋理論」と同じ構図だ。
ガチンコで話すのもおもしろいけど、重心がどちらか片方に寄りがち。何かが間にいてくれると、近くにいるのに間接的なコミュニケーションになって安心する。
私はすぐ入れ込んだり勢いよく没入しようとするから、冷静な自分を半分ぐらい置いておきたいのかな。コミュニケーションの命綱。これがあるから攻めてみようと思えるのかも。

ほくほくしていたらいつのまにか岡田斗司夫の切り抜きを流したまま寝落ちしてしまった。絆創膏を外したままだったので慌てて貼り直す。でっかい絆創膏生活はあと10日。その後5ヶ月半の小さい絆創膏生活が待っている。綺麗に傷口が閉じるといいな。

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