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理学療法士が異業種転職してみた

皆さま、こんにちは。
理学療法士のゆかりです。
今回は理学療法士の私が異業種転職を決意したことで感じたことを書いていきたいと思います。
実際に働き始めるのは6月からなので、異業種転職して学んだことは後々書いていきますね。

発表します!

まずは次どんな仕事をするの?という声が聞こえてきそうなので発表したいと思います!
理学療法士だったゆかりは6月からCS(カスタマーサクセス)として生まれ変わることになりました!
業界としても医療業界ではないので異業種異業界への転職になります。(魔界の呪文みたい)
しかしながら、理学療法士とCSの考え方は似ているところがあると思っているので、今回はそのあたりを中心にnoteを進めます。

理学療法士を振り返る

理学療法士あるあるですが、中高ハンドボールをやっていた私は怪我が多く、その時お世話になった先生がめちゃくちゃ良い方だったので理学療法士になりたい!と思いました。
身体的なリハビリだけではなく、怪我で大好きなハンドボールができない苦しみやチームメイトは練習しているのに…という焦りに対してもフォローしてくださって、こういう人の支えになる仕事がしたいと強く想ったことは今でも忘れません。
また祖父が脳梗塞で倒れ、退院後在宅生活を送っていた時に(だいぶ昔なので)訪問看護やリハビリは主流ではなく、祖母や母がどんどん疲弊していくのを目の当たりにして、こういう人たちを支えたいと思ったことも今でも忘れません。

病院時代はリハビリ医の先生のおかげでかなり視野が広がったと思いますし、優しいイケメンプリセプターのおかげで自由に生き生きとリハビリができました。
訪問看護ステーション時代は担当したガン末期の患者さんを看取ったことで、ターミナルリハにも興味がわき、新たな理学療法の可能性を感じることができました。
ターミナルに限らずですが、患者さんだけではなく患者さんを取り巻くご家族等の環境へのアプローチが理学療法士としてのやりがいをさらに広げてくれました。
有難いことに管理職も長らくやらせてもらったので、経営教育採用マネジメント等理学療法士をやっているだけでは学べなかったことも経験させてもらいました。

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共通部分

今回雇っていただいた企業からCS部への配属を伝えられた時は、理学療法士での経験を今後に活かすことができる!と思ってとても嬉しかったです。
というのも前述のとおり、理学療法士とCSの考え方って似ているなと思う部分が多いからです。
理学療法士の商品は「自分自身」です。
理学療法士は自分自身の技術を売って、使い続けてもらい、価値を感じてもらうことが仕事です。
ご満足いただけない場合「もう来なくていい」「ほかの人に変わって」とスパッと言われるシビアな世界です。
そして同じことをずっとやり続けるのでは意味がありません。
日に日に変化していく状態をその都度的確に評価し、その都度変わるご本人ご家族のニーズをすり合わせ、プラン実行を繰り返しながらリハビリの成果を出すことが理学療法士の仕事です。
まだ実際に働いていないのでわかってないなーと思われてしまうかもしれませんが、CSも買っていただいた商品をより長く使っていただくために、使っている価値を成功という形で還元することが仕事だと思っています。
また日に日に変わるユーザーからのニーズを的確に把握し、それに合わせた対応をする必要があり、結果が出なければ「もういらない」と言われる世界だと思っています。
これらのことを踏まえると
・相手のニーズを引き出すこと
・それぞれの立場の意見を聞き、プランを打ち出すこと
・プラン実行し成果を出すこと

・商品価値を理解し、相手に伝えること
・変化に応じて対応すること

このあたりの能力は10年培ってきたものがあるので、新しい世界でも活かすことができるのではないかと思っています。

まとめ

私が今回このnoteを書いて伝えたかったことは、理学療法士等の専門職分野の人でも異業種転職できるんだよ!ほかの世界でも培ってきたものは価値があって活かすことができるんだよ!ということです。
大学を卒業したときには、自分はもうこれ1本で生きていくんだ!と意気込んでいたのでまさか理学療法士以外の仕事に就くなんて思ってもいませんでした。
大学でそれしか勉強してこなかったし、この狭い世界しか知らないので、つい最近までは自分から理学療法士の部分を取り除いてしまったら何も残らないなとも思っていました。
なので異業種異業界に転職する、ということにはためらいがありました。

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でも決してそんなことはなくて、理学療法士等の専門職でも選択できる道はたくさんあるということに気が付きました。
理学療法士を徹底的に極めることもめちゃくちゃカッコイイと思います。
それ以外の道に進むこともめちゃくちゃカッコイイと思います。
理学療法士を目指そうと頑張っている卵たちにも、4月から憧れの理学療法士になれた若手も、私のように10年経過しこれからも今の仕事をやり続けるのかなと考え始めた中堅、ベテラン勢にも伝えたいのは「理学療法士以外の世界でも経験を活かして活躍できる!」ということです。
正直、まだ異業種で働き始めたわけじゃないから妄想でしょ?と思われてしまうかもしれませんが、これから学んでいくことをnoteにまとめながら今回書いたことが事実になるように頑張っていきます。

新しい仕事をする中でも新しい可能性を見つけたいし、CSをやりながらも医療業界で働く人の力になりたいので、管理職での経験も活かしていきたいと思っています。

今回は決意表明みたいになってしまいましたが、最後まで読んでいただき有難うございました!
またnoteでお会いしましょう!

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