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キュビズムと耳

昨日(1/14)、上野の国立西洋美術館で『ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』を見てきた。

ほんとは科学博物館の方でやってる「毒展」に行きたかったけどお昼の時間帯が全部埋まってて、ただ上野近辺でどうしても食べたいランチがあったので泣く泣くピカソ展へ。。。

展示されてたのはピカソ、マティス、クレー、ジャコメッティなどの1900年代の作品多め。ピカソとマティスは知っていたけど、他の方は知らない人ばっか。
解説見ながら(眼鏡忘れて超見づらくて萎え)、1時間ゆっくり回ったけどピカソとクレーが結構割合高くて2人ともキュビズムが多かった。
やっぱりキュビズムはぱっと見のインパクトが強いから、アートにわかな自分でも見てて色々考えることができるし面白かった。

今回は周りの人の声が色々面白いなぁって思うのが多くてそれが楽しかった。

<周りの声①>
『植物とグラスと静物』みたいなタイトルの作品に対してカップルの女性が、「植物もグラスも静物なのに、植物"と"静物ってなんか意味わかんないね」って言ってて、確かに!って思った。男側の友達に東京芸大に1発合格した友人いるらしくて今度聞くそう。俺も聞きたい。

<周りの声②>
『知ること、沈黙すること、やり過ごすこと』っていう女性が描かれてる作品があって、絵とタイトルの繋がりがあんまり分かってなかったんやけど、隣の老夫婦が「処世術やな(タイトルの事)」って言ってて頭いい!って思った。結局絵の方の意味はわからんかったけど、なんか老夫婦の言葉だけで新発見。

知ること、沈黙すること、やり過ごすこと(クレー)

<周りの声③>
『シルフィード』っていう白い女性の全身が映っている肖像画があって、俺は綺麗やなぁくらいしか思ってなかったけど、隣のおばさん達が「スカートの白が綺麗やな、結構色使ってるな」って言ってた。白が綺麗=いっぱい色使ってるっていう発想がすぐ思いつくのが羨ましかった。俺は白に対して綺麗な白やな、程度の感想しか出てこねぇ人間だった...。


シルフィード(マティス)

毒展の代わりで行って眼鏡忘れて鬼萎えやったけど、なんかいつもと違う感じで収穫多かった。
今年1発目の美術館!

帰りは鶯谷のアメリカンサンドイッチ食べて満足だすた。

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