手のかかる子ほど可愛い
不便なカメラが良いと思い、5〜6年前からマニュアルフォーカスのライカM10-Pをメインに使用してきましたが、毎日使っているとレンジファインダーにも慣れ、「もっと不便なものが良いな」と、ある日思い立ち、アレコレ考えた末にオートフォーカスが遅いカメラ、操作性が悪そうなカメラ、と絞っていった末、ハッセルに辿り着きました。
マニュアルで合わせた方が早く、仕事用で所持しているSONYのα機より体感で倍以上遅いオートフォーカス。
でも可愛いんです。
フォルムが。
両手にコロッと収まる丸み。
ぶら下げていてもカメラだと思われない形。
ライカだと「良いカメラをお持ちですね」と言って頂く機会は多かったのですが、ハッセルは「それ、なんですか?」と。
コミニュケーションに変化が生まれました。
お辞儀するように撮るスタイルも、被写体に敬意を払っている感じがして気に入っています。
銀塩時代にローライを使っていたので、懐かしさも覚えます。
ジージー、ジージー言いながら、トロく動く様は、療養でのんびり過ごしている今の自分には合っている気がして、愛おしいです。
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