仮想人生読みました!

現実世界で「普通の人」でいるために
裏での息抜きが必要なんだ。
ごめん。私にはよくわからないな。人は一つの人生しか持てないんだよ。それが当たり前じゃん。自分は自分から逃げられないと覚悟を決めて、今持っているものを、更新しながら生きていくしかないじゃん。私のことも、裕二くんのことも全部リセットしたいなんてことあるかな?

人間っていうのは分かりやすく、分かりにくい。
実に生きずらい世の中だ。日本は特に群れ社会だから。良く評価するも悪く評価するも、多い方に乗っかる習性がある。私はそれが前から好きじゃない。

普通の人間でいるために

普通ってなんだろう。辞書で調べてみた。

いつどこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質をもっていないさま。広く通用すること。

と書いてあった。
でも、自分で普通って思っている事が、ある人には普通ではないかもしれない。ある意味それを隠すために、もう一人の自分を作り相手の普通に合わせるふりをする。
そして、どんどん何人もの自分が増えていく。実際これこそ普通じゃない気もするけど。現実社会で普通の人である為には、仮面を作る必要がある。

仕事の時の自分
友達と居る時の自分
恋人と居る時の自分
家族と居る時の自分
SNS上の自分


だから、私が使っているSNS上の名前。

嘘つきみーくん

も、確かにもう一人の私なのかもしれない。SNSではいつもこの名前を使ってる。
まぁ、Twitterとかに載せてる投稿は
舞台観に行ったーとかライヴ行ったーとか小説読了とかこの芸能人良いとか。そんな感じしか書いてないけど。プライベートな友達もフォローしてくれているんだけどね。
だけど、目の前だと素直になれない時があったとしても、嘘つきみーくんになると、言えてしまう事がある。きっと、素直になれない時って言った後の、相手の反応が怖いんだと思う。だから、見てるか見てないかわからないSNS上だと、私は素直になれるんだと思う。
もっと器用に生きれたら楽なんだけどと、我ながら思うけど。

#仮想人生 はそんな不器用な自分達の事が書いてあった。
やるせない気持ちや誰かに認められたい・必要とされたいという気持ちや時には嫉妬する気持ちを包み隠さず書かれている。
読んだ人は絶対自分の事言われてるのかと、ハッとするかもしれない。
一度自分を見つめ直す機会をくれる小説だった!

ありがとう!はあちゅうさん!

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