【BEATちっぷす#5】ビートの圧迫感を失くす!コンプで奥行き調整のレシピ☆
Y.K.Beatsです。
今回はコンプレッサーを使った奥行き調整レシピを紹介☆
自分のビートに圧迫感を感じてるビートメイカー必見の内容ですよ!
コンプレッサーがあんまり分からないって人はこちらの記事を先に読んでみて!
それでは進めましょう!
材料(音源)
ドラム
ベース
サンプル
その他の音源
調味料(コンプレッサー)
スレッショルド
レシオ
アタック
リリース
アウトゲイン
調理手順(ミックス)
下ごしらえ
各音源の音量バランスを整えます。
音同士がぶつからないように不要な周波数帯をカット。
☆重要☆
前提条件として、どんな音の空間を作りたいか決めておいて!
Y.K.Beatsの理想の音空間
僕の場合は、大きくて迫力のあるドラムサウンドが全面的に前に出ているビートが好きなので、キックとスネアが前に出ていてベースやハイハットやサンプル等は奥の方で鳴っているような処理をすることが多いです。
材料別の調整レシピ
ベース
ベーストラックにコンプレッサーをインサート。
レシオを2:1〜4:1程度に設定する。
スレッショルドを調整してコンプを効かせる。
ベース音を奥にしたいなら、アタック早め・リリース遅めに。
ベース音を前に出したいなら、逆にアタック遅め・リリース早めにする。
最後に音量調整。
ドラム
ドラムトラックにコンプレッサーをインサート。
キックなど単音調整するなら、それぞれのトラックにインサート。
レシオを2:1〜4:1程度に設定する。
スレッショルドを調整してコンプを効かせる。
ドラムはアタック感を出したいのでアタック遅め・リリース早めにする。
最後に音量調整。
サンプル
サンプリングした音源は、もともと出来上がった音楽の場合があるので、コンプの掛けすぎに注意して!
スレッショルド、レシオ、アタック、リリースを、ベースやドラムと同様に調整して音量を調整する。
盛り付け(パンニングとフェーダー)
これはコンプじゃないですけど、ビートの圧迫感を抑えるためにとても大切なので書いておきます!
パンニングは、かなり大切でド真ん中に配置したい音でも重なると音がゴチャゴチャして団子になるので、少し左右に振り分けける。
あとは各トラックのフェーダーを使って音量を整えれば「あら不思議!」、あなたのビートから圧迫感が消えてスッキリしつつ迫力あるサウンドに生まれ変わります。
ポイント
コンプレッサーは万能調味料じゃないです。
掛けたから良いってことじゃなくて、必要な音に必要なだけ掛けることが大切ですよ。
まとめ
コンプレッサーは積極的に音を変えるときにも使いますし、今回のように音の空間調整にも使える、めっちゃイケてるエフェクトです。
ぜひコンプを使いこなして、あなたのビートをワンランク上のクオリティにブラッシュアップしましょう♪
それでは。