「みんなの物語」に寄せて

2018年夏に公開されたポケモン映画だ。

これにドハマリした。

映画館に足を運び、ブルーレイも買って、一人で楽しむのみならず、同じキャラを推す人を見つけ、友人となり、段々それが拡がっていった。

それにも終わりが来る。

トラブルが起こり、ファン界隈を去り、繋がってくれた友人とも切れた。

みんな不器用で、こだわり屋で、思いばっかり先に行って、結論うまくいかなかった。

みんなの物語という映画コンテンツも、そこをきっかけに拡がったコミュニティも、不器用な人々も、何だか濃密だった時が今は遠い過去になりかけている。

未来はただそこにあって、苦しみも、苛立ちも、楽しかったことさえも、古傷みたいに風化してしまうんだろうか。

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