見出し画像

台中台北の本屋とリノベ建築、博物館を巡る旅 2023年9月<台中4日め その2>


臺中國家歌劇院

台中文学館の見学の後、「臺中國家歌劇院」へ。通称台中オペラハウスで、設計は伊東豊雄氏。コロナ前にも一回来たことがあり、今回も来ました。11時すぎに到着しましたが、開門しておらず、定刻の11時半にならないと、内部に入れませんでした。

時間があるので、建物をぐるっと一周。立地は市役所もある新街区で、高層マンションが林立するエリア。

臺中國家歌劇院の正面は公園が続いており、都市軸として都市計画されています。

建物北側。薄い水盤が建物内部と続いています。

南側外部劇場。内部にも客席があるとのこと。周囲との間に柵等はなし。

敷地内には建設時のモックアップがあります。これだけの大きな施設であれば、このようなモックアップはよく作って、施工上の問題を整理します。このような複雑な施工には不可欠ですが、建物完成後も残しているのは珍しいです。

11時半の開館を待って、内部へ。内部の見学は、以前と同様、館内ツアーを利用しました。残念ながら日本語のツアーはなし(音声ガイドはあり)で、中国語と英語のみになります。中国語もそこまえ喋れるわけではないので、中国語と英語の半々みたいな感じになりました。説明はボランティアのガイドですが、建設時の苦労、この建物の見方等々、懇切丁寧に熱意をもって説明してくれます。この建物を訪れる人は、ぜひ館内ツアーに参加したほうが良いです。朝11時半のツアーは、劇場内部が見られる場合もあります。

ガイドツアーカウンター上部の吹き抜け。「目」をイメージしたアートワーク。

仕切りのない1階空間。防災計画は、スプリンクラーを線上にとりつけ、区画されています。

サイン計画も端的でわかりやすい。

屋上空間

上階バルコニー。ここで音楽家が演奏したことがあるとか?スピーカーも不要で外部の観客もよく聞こえたとのこと。

2階ホワイエ

蝶をモチーフにしたアートワーク。蝶の羽根のシルエットは、実は設計や建設に関わった方々の横顔が型どられているとのこと。左下の蝶は伊東さんの顔型らしい。

1階エントランス。ここは誰でも自由に入れるスペース。1階の1/4程度は、カフェやショップになっています。

ホワイエに続く階段。

今や台中観光のどのガイドブックも登場する「臺中國家歌劇院」。何度行っても、楽しい施設です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?