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2021.2月10日 短編・44『二重の手がかり』 & 淡いピンク色の二重薔薇モチーフ

名探偵ポアロシリーズ読書記録、短編・44は『二重の手がかり』です。
こちらも、短篇集『教会で死んだ男』収録作品📕

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ついに登場!他は読んでいなくても、この短編だけはおさえておいていただきたいと、私Knit優香が個人的に激しく願っている作品が、この『二重の手がかり』です♪

何故に、こんなに熱くなっているかと申しますと。かのロサコフ伯爵夫人が、初めてポアロ氏と巡り合うのがこの事件でのことなのです。

ロサコフ伯爵夫人といえば、ポアロ氏にとっての永遠の淑女であり、想い人である女性。
シャーロック・ホームズにとっての、アイリーン・アドラーみたいな位置づけのヒロインですね。

意外にも、アイリーンがホームズシリーズに登場するのは『ボヘミアの醜聞』だけであり、その後は一切ホームズやワトソンと絡むことはないのですが。

ロサコフ伯爵夫人は、違います!
この『二重の手がかり』の最後の場面で、ポアロ氏は
「ほんとに非凡な女性だ。あの女性にはまた出会うことになりそうだ、という予感がする。かなり確固たる予感だ。どこで出会うか、それはわからんがね」
と、予言していますが。その予言は的中し、再び彼女と巡り会うことになるのです🎯

実は、この読書記録ではその作品のほうを先にご紹介してしまいまして。(『ヘラクレスの冒険 第十二の事件』)
時系列でいえば、この『二重の手がかり』が先なのですよ!
本当は、こちらを先にしたかったのですが… ごめんなさい
m(_ _)m

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という訳なので、『オリエント急行殺人事件』や『ナイルに死す』で名探偵ポアロのことを知った方で、ポアロもの作品やアガサ・クリスティ氏の小説に興味を持った方々には、是非この『二重の手がかり』を読んでいただき、ロサコフ伯爵夫人の存在を知っていただきたいのです❣️

一回しか登場しないアイリーン・アドラーが、あれだけ人気をはくしていて、ホームズ関連の映像化作品でも何度も登場しているのに
ロサコフ伯爵夫人は、あまり知られていなくて
「ポアロは知ってるけど、ロサコフ伯爵夫人って誰⁈何それ??」
という人が多いのは、とても残念なのです😿

アイリーンと同じくらい、負けないくらい
ロサコフ伯爵夫人も魅力的で素敵な女性なので、
皆さま、是非ともよろしくお願い申し上げます💞

さて。本日の編み物作品は

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"二重"に因み、淡いピンク色の二重の薔薇です🌸🌹

アイリッシュクロッシェの技法で編んでいます。
これまでも何度も同じパターンのモチーフを紹介していて、恐縮なのですが
二重といえば、やはりこのモチーフしかないでしょう♪と、いうことで
ご了承くださいませ♡


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