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2021.6月18日 『トッカン 特別国税徴収官』 読書感想📙💴

お部屋にある本を読んでいますシリーズ♪
今回は、高殿円氏『トッカン 特別国税徴収官』を読みました。

私は、何故この小説を買ったのか?
今ひとつ、はっきりしないのですが。
多分、たまたま書店に立ち寄って
タイトルが気になって、読んでみたくなり
ふらふらっと購入したのだと思います。

今では、そんな無計画でいきあったりばったりな買い物はしないのですが
当時は、そんな勢いでの書物購入もやっていたのですよね。

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それにしても。
税金の徴収官の方々って、本当に凄いお仕事をなさっているのですね。
改めて、敬意と感謝の意を表したいです。

知らなかった事も多く、勉強になりました。
何となく勢いで買ってしまった本ですが、読んで良かったです。

私は、国税局や税務署とは少しだけご縁がありまして。
実は、私の大叔父が税務署の署長をしていたのです。(既に故人ですが)

もう数十年前のことですが、当時
大叔父の自宅に、菓子折りが贈られてきて
やけに重いので、開封して調べてみると
【下のほうに1000万円が入っていた】
という事もあったらしく。
勿論、大叔父はお菓子もまるごと返送していましたので
私の母たちは
「お金は要らないけど、お菓子は食べたかったよね」
と、笑って話していたそうです。
大叔父の家では
【お中元・お歳暮等で届くお菓子や飲み物などは絶対に手をつけてはならない】
という、決まりがあったのだとか。
ただのお菓子だったとしても、送り返していたようです。
一般の会社員家庭には無い、気苦労があったでしょうね。

笑い事ではない話ですが、贈られた側が受け取りを拒否すれば
贈収賄の罪はこの世から、抹消される訳で。

徴収官は嫌われる、というご苦労だけでなく
そういった黒い誘惑も、跳ね返さないといけない立場なのですから
本当に、大変なお仕事なのだと思いますね。

そして。
文筆業の方々は、フリーランスの場合が殆どでしょうから
国税局や税務署に対して、あまり良い感情をお持ちでない人も多いでしょうに
このような小説を書かれた高殿円先生の、勇気ある行動は素晴らしいなと感じました。

申告などの用事で、税務署に伺う機会がある時には
税務署の職員の皆様に、感謝の気持ちを持って
笑顔で接するよう、心がけたいです。




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