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2020.10月16日 長編・23『死者のあやまち』& 大きめキューピーちゃん

名探偵ポアロシリーズ 長編読書記録・23は『死者のあやまち』です。またまた、田村隆一さんの翻訳でございます♪

この小説にも、あのオリヴァ夫人が登場します。かなりの大活躍で、準主役級!

お祭り的な楽しいイベントの最中に、実際に殺人事件が起きてしまう。という、ある意味非現実的でつくりもの的な、エンタメ娯楽感溢れるミステリ小説ですね。 読者に、現実のしがらみや悩み事は一旦傍において、純粋にミステリ謎解き作品を堪能してほしいと願って書かれた小説なのだろうな、と感じます。

美味しそうな料理やお菓子,飲み物がたくさん出てくるところも、魅力の一つです。

そして。本日は、モチーフ編みではなく。手編みドレスを着た大きめキューピーちゃんに、お供をお願いしました。

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何故かと言いますと。

ハヤカワ文庫版『死者のあやまち』p118〜119に、

「さかんに運試しをやってごらんなさいとすすめられたあげく、たまげたことにポアロは大きなキューピー人形をあててしまった。すっかり照れながらキューピーをかかえて歩いていると…(以下略)」

という文章が書かれているのです!イベント会場での輪投げコーナーで、無理矢理やらされたあげく、大きなキューピー人形を賞品として手にしてしまったポアロ氏。これは、独身の成人男性にとっては…かなり厳しい状況でしょうね。

「おつかれさまです(^◇^;)」 としか、言いようがない。私なら、すっごく嬉しいですが。

その直後、そばにいた小さな女の子が急に泣きだしたので、ポアロさんはその子にキューピー人形を渡してあげ。そのお嬢さんはパタッと泣き止んだそうです。

ポアロさん、優しいわぁ(^-^) そういうところ、素敵ですよね♪ 個人的には、キューピーちゃんが無惨にもゴミ箱行きにならなかったことを、心から嬉しく思います。

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