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地方議員になろうと思った時に読むnote

結婚相談NPOの影山です。タイトル画像は私では無く、素材集です。

本noteは私が書いた他のnoteと毛色が異なり、政治参加に関するものです。
私は中道を大切にしていますが、個人的な政治スタンスも絡みますので、そういった政治に関する話題が苦手な方にはお勧めしません

ただ、NPO関係者の中には地方議員になる事を考えた事がある方も多いのではないでしょうか?
本noteは無所属での出馬経験をもつ私が、世の中を変える為の手段として、少しでも議員になる事を想像した方がある方に向けて書くnoteとなります。

元々、NPOと地方議員は社会課題を解決する為のものなので、ベクトルが似ています。私の場合、当時も今も重点政策は「少子高齢化問題」です。
先に立候補をし、落選した後の身の振り方を考えた際にNPOにシフトしましたが、NPO関係者から政治家へ転身という逆のケースもかなり多くなっています。

私の最近の趣味の一つが、実益も兼ねた「NPO研究」だったりするのですが、残念な事に明らかにNPOの肩書きを選挙に利用する為だけのNPOだな‥というケースに出くわす事が多いのです。

具体的には「選挙1年位前にNPOを立ち上げ>大した活動をせず、選挙でNPO理事長の肩書きを使い、落選したらNPO解散」というケースです。

議員とNPOはベクトルが似ているので、順番や善し悪しは語りませんが、形式だけのNPOでは無く、真剣に取り組んでいただきたいと思います。

このnoteは記憶を辿りながら追記していきますので、(かつての私のように)志の高い方の立補者に少しでも役に立てればと思います。

党派は問いませんので、当選の暁には、結婚相談NPOと一緒に少子高齢化問題に取り組んでください。

●本noteが向いていない方

本noteは立候補が頭によぎった程度の方に向けたnoteになります。元々バリバリに政治家を目指しているタイプの方は若い頃から地元の青年会議所に入っていたりすると思うので、道筋が異なるでしょう。

●自分の経歴に刻まれる覚悟を

真っ先にお伝えしておきたい事として、一度、立候補をすると貴方の経歴に「立候補経験有り」というものが残ります。そして、大抵の場合、悪い方向に働くものです。
実際、私は「影山 頼央」という名前で、読み方が少し難しいので「影山よりひさ」という表示で立候補をしました。今も「影山よりひさ」でエゴサーチをすると、こういったサイトが引っかかります。※大抵のサイトはSEOを考慮してか、漢字でも引っかかるようにできています。

これらは人によっては「デジタルタトゥー」的にネガティブなものと感じるかもしれません。
私は結婚相談NPOを設立してからも、何度かエゴサーチをされ「影山さん立候補した事ありますよね?」と声をかけられた事があります。

「立候補が私の嫌いな党からだったら、絶対に会いたくなかった」と言われた際には、おぉ‥政党からの立候補は今後付き合う相手をかなり制限してしまう行為なのだな‥と、考えさせられたものです。
偽装無所属という言葉もある位ですから、無所属でもノーダメージでは無いでしょう。(公認を貰えなかった方は仕方が無いので偽装には含まず)

良くも悪くも、現代はエゴサーチをされても、清廉潔白でないといけない時代になりました。(婚活でもそうです)

立候補から10年以上が経ち、子供が見つける可能性がある今でもこの経歴は残り、これらのサイトも違反では無い訳ですから、プライバシーに過敏な方には立候補自体をお勧めできないかもしれません。

■影山の自己紹介

私は現在、東京都認証の特定非営利活動法人「結婚相談NPO」を運営しています。立候補経験について、普段は特に自分から触れるものでもないのですが、隠している訳でもありませんので、簡単にですが、2011年の武蔵野市議選立候補(無所属)および 結婚相談NPO設立に至るまでの経緯を書きます。

生まれは東京都 荻窪の病院です。その後は、吉祥寺を中心に杉並区の幼稚園(善福寺公園の横)、練馬区立野町の公立小学校(武蔵野市から50mのところに居住)、三鷹市井の頭の公立小学校(井の頭公園奥、吉祥寺駅 徒歩すぐ)、杉並区の私立中高(荻窪駅)、千葉県の私立大学を卒業し、吉祥寺に戻ってきました。

なぜ、このようなプライバシー情報を書くか?と申しますと、子供の頃からピアノ教室も水泳教室も合気道の道場も塾も全て吉祥寺。ずっと吉祥寺駅から徒歩圏内に居住をし、吉祥寺で育ったにもかかわらず、武蔵野市民になったのが成人後だった事が立候補に影響したからです。

実際、武蔵野市民の方から「武蔵野市の居住期間が短いくせに立候補するなんて!」と言われました。生まれてから高校を卒業するまで「吉祥寺~高円寺」で過ごしたにも関わらず、一部の狭量な方からは、こういった認識を受ける訳です。
逆に小学5年生からをともに過ごした井の頭の友人などからは「三鷹市から出れば良かったのに‥」とも言われる始末‥

東京生まれのカープファンである私からすると、ちょっと理解できない価値観なのですが、この居住エリアは少なからず選挙に影響するので、境界付近に住んでいる方はご注意ください。

■今、考える私の落選要因

反省すべき落選の要因は幾つもありますが、一つ挙げるとしたら「どこか舐めていた」これにつきます。

これが当時の議員さんに伝わってしまうと怒られてしまいそうですが、ホームページも持たず、毎日付き合いだと飲み歩いている議員の噂を聞き、議会を傍聴していても居眠りや欠席などが散見され、仕事ができそうに見える議員が一人しかいなかったので、当選できるだろうと勘違いしてしまったのです。
その他、

  • 知人に一切、協力を求めなかった

  • 金をかけない選挙に拘り、全収支をブログで公表してやっていた

  • 零細企業の代表が立候補したらどうなるのか?の社会実験を兼ねていた

という事をしていました。
今、見ると痛い、痛すぎる‥という感じですね。何をうぬぼれて余裕ぶっていたのか‥皆さんはマネしないでください。

また、私は当選したら、フルタイムで議員としての職務にあたろうと思っていた事もあり、どこか副業政治家をバカにしていた節が有りました。

副業政治家は議員報酬も半分で良いのでは?と喧伝していた位です。これも、今考えると重要な事では無いと感じます。

逆に当時は優秀な人材を流し込む為に、議員報酬を更に上げるべきだと考えていましたが、寧ろ、副業政治家をメインにして、全体的に議員報酬を減らすべきなのかもしれません。
考え方というのは割と変わるものです。

さて、定期的に申し上げますが、私は今後、立候補する予定はございません。

市議を軽視する訳では無いのですが、市議の世間への影響力は地域限定の部分が大きく、私が取り組む少子高齢化問題においてはNPOの方が影響力が強いと考えているからです。自分が市議になるよりも、各地の市議と協力をする。これが現在の私が目指している方向です。

■立候補決断前にすべき事

当時、本業のゲーム業界では「オンラインゲーム(MMO)」が隆盛し、そのトレンドに対して、面白さが分からなかった私は「時流についていけていない業界人は引退すべき」と考え、だったら世の役に立つ事をしたいと考えました。
安直ではありますが、この「世の役に立つ事をしたい」という動機は多いのではないでしょうか?

あて、思いたったら、実現する為にはどういった術があるか?を考えるものですが、選挙は日程が決まっています。

これは言い訳では無いのですが、私は立候補を思いたち、決断をしたのが2011年の1月。そして選挙が2011年の4月でした。準備期間は3ヶ月。その期間は突っ走りましたが、あまりにも短いです。
直近の選挙に立候補したい気持ちは痛いほど分かりますが、皆さんは余裕を見て、最低限半年はもっていただきたいと私は思います。半年前には以下に記す事を済ませてから、臨んでください。

1.下調べをする(超重要)

まず、あなたが出馬する選挙区の議席数を確認して、次回当選確率の高い人を差し引き、残りの議席数を確認します。

次に、新規に立候補しそうな方をTwitterで探します。自治体名で検索をすれば、ほぼ判明する筈です。今時、Twitterもしていない候補者は無視して良いでしょう。(立候補予定者は次々と増えるので、このチェックは定期的にしなくてはいけません。)
そして、その残議席の中に、自分が割り込めるか?を考えましょう。

これが一番重要な事です。無理だと感じたら、特別な理由がない限りは立候補はやめる事をお勧めします。それ位、立候補は人生を左右するものです。 ※4年後や、補選の機会を待つのもありかもしれません。

次に、過去の選挙公報を集めて、各候補の政策をチェックします。
その地域には長年続く課題があります。武蔵野市の場合は「外環道路」や「女子大通りの拡幅」「吉祥寺駅南口の再開発」などが挙げられます。最終的には、それらの重点課題への回答を用意しなくてはいけませんが、ここで注目すべきはその他の細かい課題です。

課題が確認出来たら、課題のエリアチェックを兼ねて、市内を自転車で一周して見ましょう。私は当時、吉祥寺駅近くの御殿山一丁目に住んでいたのですが、正直、同じ武蔵野市内の武蔵境について詳しくないという弱点がありました。
この状態では選挙戦を戦えないので、全町名、学校名、主要道路名は全て丸暗記しなくてはいけません。

2.自分の売りを棚卸し、重点政策を決める

次にご自身の経験から得意分野を洗い出し、どうすれば選挙区の問題解決を最大化できるか?それは他の候補にはできない事なのか?そして、それが市議の領域なのか?を考えます。
たまに国会議員の領域ネタばかりを話してしまう候補がいますが、それは政治スタンスの表現しかできず、地域の方々には刺さらないので注意しましょう。

私の場合、取り組みたい事は山ほどありましたが、重点政策は「路上全面禁煙」にしていました。表に出す重点政策は絞るべきだと思います。

3.公職選挙法を学ぶ

出馬するうえでは公職選挙法を知らなくてはいけません。
基礎知識はネットで十分です。細かい部分の違反かどうか?分からない部分は積極的に各自治体の「選管(選挙管理委員会)」に尋ねましょう

おそらく、完ぺきに把握している人は少なく、現役議員も都度、確認している筈です。私が選管で色々と聞いている際、某現役議員から「実名で東日本大震災に寄付したいんだけどOKか?実名NGならば寄付はしない」という問い合わせが電話で来ていて、私は笑いをこらえるのに必死でした。

ところで、不適切かもしれませんが、皆さんにお伝えしたい事があります。
私は公職選挙法を遵守しました。いや、誤解される事を承知で申し上げると、遵守し過ぎたかもしれません。

全員が全員ではありませんが、現役議員の多くは勝手に線引きをして「ここまでの違反は怒られない」というグレーゾーンでは無く、ブラックゾーンを徹底的に実施してきます。

某国会議員が選挙違反をしていて「これはみんなやってる事だから!」と言っていた動画がYouTubeにまわっていた事もありますね。呆れたものです。

違反の推奨はしませんが、あなたが競う相手は、そういった方達だという事は知っておくべきでしょう。私は真面目が過ぎました。

4.マーケティングを学ぶ

選挙活動は企業のマーケティング活動とほぼイコールです。世の中には多くのマーケティング参考書が出回っていますので、時間があれば勉強する事をお勧めします。

5.家族にプレゼンをし、理解を得る

ここまで行ったら、身近な有権者である家族にプレゼンをしましょう。家族の理解も得られないようでしたら、残念ながらおそらく芽はありません。そして、賛同を得ることができたら、一気に突っ走るのです。

この時、注意が必要なのが、あなたの立候補は家族の支え、いや、犠牲無しには成り立たないという事です。家族にも子供にもあなたが想像できる以上の近所付き合いがあります。

私は極力影響を減らそうと、家賃3万円の四畳半アパートを借り、一人だけ住民票を移しました。これは反感を買う政策もいとわないという覚悟を持つための背水の陣でもありました。(選挙費用はかなり切り詰めたので、この家賃を含めて総額30万円位だったと思います。)※大家さんの入居時審査で何党なんだ?と確認されました。無所属はセーフだったらしい(^_^;)

私はいまだにカミさんに頭があがりませんが、家族への無理強いだけは避けるようにしましょう。約束ですよ?

コラム)割と適当な世界である

古臭いようですが、私は政治家には信念が必要だと考えています。

当然、現役政治家にはそういった節があると思っていましたが、いざ立候補をすると拍子抜けする事が度々ありました。

幾つかギャグのようなエピソードを挙げます。

1.私は「選挙カー反対」で活動(当時は超少数派)をしていましたが、その時、オウムを彷彿させるド派手な選挙カーを駆使した政治家が居ました。そして、その政治家はその次の次の選挙で「私は選挙カーは公費の無駄遣いだと思いますので使いません!」と真顔で言っていました。「市民を舐めてるのか?」と思いましたが、その回も見事に当選。「これは舐められるわ‥」と思いました。

2.また、立候補の際に説明会に参加をしないといけないのですが、その場で横に座られた女性から「うちの主人が今回引退をして、〇さんという人に地盤を全部ゆずるんだけど、あなた〇さんっていう人知ってる?あの人、信用できるのかしら??」と尋ねて来ました。その方は地盤を活用して当選した後、他党に移籍をしました。義理も不義理も無い世界だと感じました。

3.既に引退をされた方ですが、選挙では「これもあれも実現します!」と言っていた方が、酒の席で「私は何もやりません。何かをやると少なからず反対者が出るから」と言っていたそうです。これは直接聞いた話しではないので、何とも言えませんが、「路上全面禁煙」を挙げていた私は喫煙者からお叱りを受けたので、この「何かをやると少なからず反対者が出る」という発言には割と本音が詰まっていると考えています。

■私ならばこうする

当時と今、一番異なるのはインターネットの選挙利用が認められている事です。ネットの活用は生命線といえるでしょう。

私が必要と考えるものを優先度順に挙げます。

  1. 公式サイト

  2. Twitter(実名顔出し)

  3. LINE公式

  4. YouTube

  5. 公開Facebookアカウント(FacebookページはNG)

  6. Instagram

  7. Googleアカウント

1から5までは必須でしょう。公式サイトはペラページでも構いません。もしくはいま記事をご覧頂いている「note」が良いと思います。

ペラページとnoteが苦手なのは双方向性ですが、私でしたら問い合わせ先はTwitterDMとLINE公式を案内します。両方とも匿名可なので、問い合わせ者としては利用しやすい筈です。

Twitterは「スペース(音声)」で地域課題について語り合うのも効果的でしょう。

注意が必要なのはFacebookで、ついつい支援者達とだけ繋がって満足してしまっている風な議員を見かけます。これ、私は恥ずかしいと思うのですが、どうなのでしょうか?
また、私は現在、Facebookを鍵をかけて楽しんでいるのですが、候補者はそれでは駄目だと思います。運用手法については腹をくくって入念に検討すべきでしょう。

GoogleアカウントはGoogleマップへの投稿で利用します。ここでは細かい手法は申しませんが、使いこなせば強力なツールです。

●地域メディアと選挙メディアを調べる

各地域にはローカルメディアというものがあります。個人が運営しているものでも人気のメディアがある筈です。そういったローカルメディアと選挙メディアにどうしたら活動が取り上げてもらえるか?を、脳みそが汗をかく位、考えぬきましょう。
前述の「政治山」といったメディアにも登録だけはしておくべきです。あと、ジモティなどもチェックした方が良いかもしれません。

余談ですが、私は全く知らない政治新聞から「どこの馬の骨とも知れない候補者」といつのまにか書かれていて「激怒の電凸」をした事があります。
おそらく市民への知名度はほぼ無いメディアですが、市役所には配布されていたと聞きます。こういったインタビューもせず、好き勝手書くメディアも存在するので注意が必要です。滅びて欲しいですね。あそこは滅びたのかな?

●勉強会等に参加をする

私は立候補を意識した際に参加を始めたのですが、地域では様々な地域課題に関する勉強会が行われています
ある勉強会で私は他の候補者さんとお知り合いになり「〇〇党の議員は勉強会に全く参加しないからダメ」と教えていただきました。確かに‥

その方は当選されていて、政治スタンスは私とはかなり異なるのですが、勉強会を積極的に活用されている印象を受けました。おそらく重要な市民との接点です。

●駅頭・ポスティング

駅での演説、いわゆる駅頭や、チラシ配りは重要です。
デジタル時代でも、チラシだけはコストをケチってはいけないと私は考えています。地域選挙に関しては欠かせないリーチ力を持っているからです。
ただ、この私費のコストは選挙区の人口によってかなり変わってきます。武蔵野市の人口は約15万人ですが、杉並区は約56万人。56万人だと、かなりの戦略が求められそうです。

駅頭は基本的には警察署の道路使用許可が必要です。私は警察署にお金を払って許諾を得た上で実施をしていましたが、普段からされている方々が、わざわざお金を払って申請してるのだろうか?というのは、はてなマークが付きます。今、見たところ一ヶ所2100円ですね。
本当に謎ですが、この辺りも割といい加減なのかもしれません。仮に不許可でも私は責めないようにしたいと思います。

ポスティングは不法侵入等に注意しなければならないのと「チラシ不要」と書かれたポストには投函しないのが暗黙の了解です。

●選挙ハガキ

詳細を思い出す努力をしていなくて申し訳ないのですが、選挙の際には2,000通分位の選挙ハガキを出す費用が公費から認められる筈です。そして、送信先は立候補者は選挙人名簿を閲覧・手写しする事ができます。

ここが問題で、私がいざ手写しに行った際、某党のスタッフ達で名簿を写すテーブルが占有されていました。しかも喧嘩腰で「お前の席は無い」と言い出す始末。いつ出直せば良いのか?と選管に尋ねたところ「今後もずっと空いていない」と言われたので、切れたのをいまだに覚えています。最終的には3時間位、一席だけ与えられて、当然間に合わないので、手写しが間に合わなかった分は、ゼンリンの地図を買って送信したと記憶しています。ゼンリンの地図は立候補者のマストアイテムですね。最近は有料選挙ツールに組み込まれているようで‥

ところで、この選挙ハガキを送ったところ、ある方から「どうやってうちの住所を調べたんだ?」と匿名の問い合わせがありました。「立候補者は名簿の確認ができる」という事をご存知の方はかなり少ないのだと思います。いきなり届いたら心配になるのはごもっともで、ちゃんと説明ができるようにしておきましょう。

●時間があるならば

時間に余裕があるならば、色々と手の打ちようがあります。
冒頭でNPOの選挙利用について是非を書きましたが、真面目に活動をするならばやるべきです。きっと地域の為になります。
ただし、NPO法で次のように定められています。

(1) 宗教の教義を広め、儀式行事を行い、及び信者を教化育成することが主たる目的とするものでないこと。
(2) 政治上の主義を推進し、支持し、又はこれに反対することを主たる目的とするものでないこと。
(3) 特定の公職の候補者若しくは公職にある者又は政党を推薦し、支持し、又はこれらに反対することを目的とするものでないこと。

とされています。
したがって、(1) 及び(2) については、主たる目的とするものでなければ、それらの活動を行うことも可能とされています。(3) については、例え、従たる目的であっても行うことはできません。NPO法人による政治家に対する個人批判については、その内容、時期、方法等によっては、この規定に違反することになるので注意が必要です。

(参照:内閣府NPOホームページ)

NPO法人を作ったら、商工会議所と法人会に加盟しましょう。単なる選挙利用は煙たがられますが、ちゃんと社会貢献活動をする事です。地元の事業者との意見交換から逃げてはいけません。

単にNPOの肩書きを利用する候補者とは違う事を、行動であらわさなくてはなりません

余談ですが、先日の選挙ではNPO法人名義で有料プレスリリースまで出している団体がありました。流石にプレスリリース発行媒体はそのスタンスで良いの?とは思いましたが、明確な規定は無いのでしょう。ある種、選挙ハックだな‥と感じました。

●ボランティア活動をした方が良い

私は選挙等は全く考えずに、東日本大震災のボランティアに行きました。
なぜか?というと、学生時代に阪神大震災のボランティアに行かなかった事をずっと後悔していたからです。
そして、色々と学びを得たと思いますし、割と市内の若者たちとも知り合うことができました。

違うチームだったのですが、某市議さんも参加されていたそうです。それを選挙のアピールと考えるのは邪推ですが、ありなのではないでしょうか?

●手話は覚えた方が良い

私はNPO活動の中で、手話を勉強しました。(そして、だいぶ忘れました)
手話は面白いというのもあるのですが、普段は認識しない世の中のバリアを感じさせてくれます。
車椅子体験や、手話の勉強会というのは、こういった違う視点を起こしてくれるものですので、視界が開けます。

時間があるならば、各自治体でやっている手話講習を受ける事をお勧めします。

●選挙カー使うかも

私が大反対していた「選挙カー」これも一考の余地があります
選挙カーに対して「使っている候補者には入れない」という方も(私含む)いらっしゃいますが、それを鑑みても、有効であるという事が実証されてしまっているからです。

ただ、一般的には知られていませんが、選挙カーからできるのは「名前の連呼」だけです。呼びかけは問いかけなどはできません。悪名高い「連呼」しかできないので、嫌われる覚悟も必要です。ご自身のポリシーとあわせて考えてみてください。

■まとめ

私は選挙を舐めていて、大敗しました。
大敗しましたが、良い立候補だったと今でも感じています。

当時は良く分かっていなかった子供も、今では「自分達世代の為にアクションを起こした父親」と認識してくれているようです。
そう思いたいだけかもしれませんが‥

さて、最後にお伝えしたい事があります。それは「残念ながら大半の方が市政に興味が無い」という事です。興味が無いという良い方は過激かもしれないので「余裕が無い」も含みましょうか‥
私が過去に立候補していた事を知る人はほとんど居ませんし、割と近しい方から選挙後に「あ~、選挙終わっちゃった?落ちちゃったんだ!残念だったね」というリアクションをいただいた事も。

多分、熱い人ほど、拍子抜けしてしまうと思います。
ここから分かる事は、皆さんは市政に熱い層に向けて、語りかけなければならないという事です。
そして、全ての方針が合致する方など居ません。時には反発する事もあるでしょうが、それを乗り越えて信頼関係が築かれると私は思いたいです。

文中と矛盾するようですが、立候補はやりようによっては、たいしてお金がかかる事でもありませんので、皆さんも勇気をもって踏み出してみてください。(NPOの方がお金がかかります)

何かご相談があれば、考えの違いなどを無視して、Twitterからご相談ください。
そうですね‥条件は、当選後の結婚相談NPOとの協働でいかがでしょうか?

お気軽にどうぞ!

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