調整、テーパリングについて私の考え

調整、テーパリングについて私の考え

そもそもテーパリングとは、「大会に向けて最高のパフォーマンスを発揮するために、数日から数週間かけて準備していく過程(引用:エンデュランストレーニングの科学 第8章) 」のことで、

適切なテーパリングが行われれば、持久性パフォーマンスが向上すると言われている。(即ちレースで好成績を残せる)

同じく、エンデュランストレーニングの科学 第8章にまとめてある研究によると、テーパリング期間中に重要なのは、トレーニングの量と強度で、量は4~6割に落とし、強度は8~9割を維持することが、最適なテーパリングとされている。

自分はこのデータを基準に調整練習を組み立てている。

調整は人によって違うし、科学的根拠を踏まえた上で自分の感覚も大切にするべきだと思う。逆に気にしすぎてうまくいかない選手もいる。いろんなことを試して、自分に一番あっているテーパリング方法を見つけたらいいと思う。

ここからは私の感覚的なことも入るので参考までにして欲しい。

上記の理論と自身の経験を踏まえた上で、以下のような調整練習をすることがある。

※例:レースが日曜の場合 5000m
月 60分JOG/30分JOG
火 60分JOG/コアトレ
水 800m×2+400m×4
木 80分JOG
金 50分JOG/20分JOG
土 40分JOG/20分JOG+100m×3

JOGも体調によって変動はあるが、最初の2日は状態などは気にせずテーパリングに入るまでと変わらないペースでJOGすることが多い。私の場合JOGは基本的に1km4分でやっている。
水曜の調整練習はレースペースと同様か少し遅いペースで行う。レースをイメージして行うことが重要。残りの3日は体調に合わせてJOGをするが、ここのJOGでレースの結果が大きく変わることはないと個人的には思っている。しかし、何も考えずに走るわけではない。走りながら自分と対話して、体が重ければゆっくりのペースから入って体が軽くなるように少し長めにJOGする、などして微妙なコンディション調整を行うイメージ。前日はレースで着用するシューズで流しを3本行う。

多くの人が行なっている前日の1000m刺激は、日本特有の調整方法だと言われている。色々な意見があるが、私は一切やらない。

個人的には、最後のスピード練習(4日前に行うことが多い)を終えて以降は、JOGで体調や感覚を調整することに集中するべきだと思っている。これも私の感覚的なところだが、スピード練習はエネルギーを消費すると考えているので、それをJOGをすることで回復させるイメージだ。だから最後のスピード練習を終えてからの3日間は、JOGでエネルギーを満タンにする期間だと捉えている。

もちろん一流選手の中でも前日刺激する人は多いし、正解不正解はないと思う。

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プロランナー 5000m13‘57/10000m28’37/half64’12/ OFFICE KAWASAKI代表
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