見出し画像

デザインならできる。だからデザインをやる。┃#自分らしさを見つける時間 Vol.10

「ひとりひとりが、自分らしい想いを持てて、いきいきとできる社会」をめざしている人が、いろんな人とお話をして、その人の軸を発見→表現していくインタビュー企画『自分らしさを見つける時間』記念すべき第10回目です!

今回は、私が新卒で入社した会社の先輩であり後輩?の尾島くんが、インスタの投稿を見て声をかけてくれたのでインタビューしました。

Web制作会社でデザイナーをしていたはずが、いつの間にかフィリピンに行っていたり、会社を設立していたり、何かと目立つ彼に10回目を飾っていただきました!

ーご無沙汰しています〜!と、いうことで、最近何してるん?

去年の8月ごろに、株式会社Fire Flyという会社を立てまして。
1年間頑張ってきたけど、方向性の違いとかで辞めることになって。
今は東京の会社と業務委託契約を結んで、デザイナー兼フロントエンジニア兼Webディレクターとして働いています!

その前は、去年の2月頃に、日本というか、親から逃げるために、フィリピンへ行って、8ヶ月滞在してました。
その後、そろそろ帰ってきてくれ!って当時の共同経営者に言われて、帰って来て、友達と一緒に起業したって感じですね。

ー新卒で入社した会社(=私が働いている会社)には何年くらいいたんでしたっけ?

インターン含め4年です。
正社員は2年ですかね。

辞めた後は居酒屋でアルバイトしながら、e-sportsのサービスを作ってました。

でも、そのサービスは半年くらい経った頃に、僕含めチームのみんなのモチベーションが下がってきちゃって。
一旦止まろうってことで開発を中止して、フリーランスでWeb制作の仕事をしながらアルバイトしてました。

ー親から逃げるため〜ってことやったけど、親となんかあったん?

会社辞めたタイミングで親とちょっと険悪になってしまいまして。
家からも出られへんってなってた時に、Twitterでフィリピンの「0円留学」ってものがあるのを知って、Webデザイナーを探してるってことだったので、行こうって決めました。

ーフィリピンはどうでした?

行って半月でロックダウンしちゃって。
でも、日本人以外と接することが今までなかったので、毎日が非日常で、新鮮で、良かったです。

あと、物価が安いからいろいろ遊べましたね。

ー帰ってきたのはなんでやったん?

もともと滞在は3ヶ月だけの予定だったんです。
行ってパッと帰ってこようと思ってたけど、楽しすぎて帰りたくなくなっちゃって。
でも、さっき話したみたいに、共同経営者から帰って来てくれって言われたから帰ったって感じです。

でも、帰るのも大変で、イミグレーションっていう、フィリピンに3ヶ月以上滞在したら、無犯罪証明書みたいなのを取らないといけないんですけど、僕ビザの更新もできてなかったので、なかなか予約が取れなくて。

1人だし、英語もガチガチに話せるわけじゃないから、なんとかカタコトの英語を使って、無事に証明書をとって、帰国しました。

ー経営してた会社ではどんなことしてたの?

Web制作とシステム開発をしてました。

ーずっとWeb制作をやってるんですね。これからもWeb制作をお仕事にしていく予定なの?

どうしようか迷ってるところですね。
Webをだんだん減らして、UIデザインを増やしていこうと思ってるところです。

ーそれはどうして?

Webは楽しいっちゃ楽しいけど、将来的な目標として、僕、アメリカのシリコンバレーで働きたいっていうのがあって。

シリコンバレーにはWebを作ってる会社ももちろんあるけど、自分のやりたいところでサービスを作りたいって想いがあって。

Webはサービスじゃなくて広告だと思ってるんです。
だから、もうひとつ先に進みたい気持ちがありますね。

例えば、Netflixとか、Googleとか、Appleのアプリのデザインがやりたいです。

ーサービスを作りたいっていうのはなんで?

2つあって、ひとつは、Webって一回見たら終わりじゃないですか。でも、アプリって1日に何回も見たり、何人もの人が何回も見てたりする。だから、改善ができるっていうところに魅力を感じていて、

ふたつめは、デザイン面のことで、Webってみんなブラウザを使って見てると思うんですけど、例えば、スマホだと上下にブラウザのデザインが入ってくるじゃないですか。ブックマークボタンとか、戻る進むボタンとか。
自分のデザインの中にそういう自分がデザインしていないものが入って来て欲しくないんですよね。

あと、Web制作はこれからどんどん廃れていくと思っています。

今の若い子って調べ物する時、Twitterとかインスタで調べるじゃないですか。ブラウザの需要が減ってると思ってるんですよね。

Web制作って5年後とか10年後は大丈夫かもしれないけど、その先、自分が30歳とか35歳になった時、仕事が無くなったってなるのは、生きてかれへんから、UIデザインをやりたいって思ってます。

ーUIデザインっていうと、どういう仕事内容を指してて、尾島くんはこれからどんな内容の仕事をしていきたいと思ってるの?

例えば、画面遷移の動きとか、全体的な画面のレイアウトとか、細かいところで言うと、文字のサイズとか行間と字間とか…デザインの中でも文字組みが得意だから、それをやりたいですね。

ー尾島くんは、センスを磨きたいとか、かっこいいデザインをしたいとかっていうのが、考えたり決めたりする軸になっていて、業種はこだわってないんやね。

デザインって何にでも求められるから業種はこだわってないですね。

人間的なところで言うと、お給料は高い方がいいです。
WebとUIって、比べると月収が20〜40万円くらい違うんですよ。

ーいやらしいと思ってるとかじゃなくて、単純な疑問なんやけど、お金が欲しい理由ってなんなん?

海外に行きたいとか、それも海外で長期滞在したいとか、お世話になった人に恩返しをしたいとか、親にプレゼント買ってあげたりとか、友達にご飯をごちそうしたりとか、もうちょっと余裕を持ってできるようになりたいから、お金を貯めていろんな経験をしたいって思ってます。

ー自分のやりたいことをお金で制限されたくないってことなのかな?

僕も、お金じゃなくてやりがいとかの方が大事だって思ってたんですけど、ある人に「そんなに稼いでないのに、それを言うのは違う」って言われて、確かになって思いました。

自分が一度たくさん稼いでみて、それでもやっぱりやりがいとかの方が大事だって思ったらそれでいいし、自分の経験をもってして、お金じゃないとか、お金は大事だとか言えるようになりたいなって思ってます。

ー尾島くんはずっとデザインをやって来ていて、これからもやっていくんだろうけど、どうしてデザインをやってるの?

僕にはこれしかないからですね。
僕からデザインを抜いたらできることがまじで無いです(笑)

営業もコーディングもできないし、特技もないし…

ーそれだけ自信を持ってデザインならできるって言えるのはすごいと思うよ!

デザインのことなら評価してもらえてきたからっていうのがあるからかもしれないです。

ー原体験みたいなものがデザインにはあるのかな?

小中高と、勉強もろくにせーへんし、かといって不良かと言われれば違うし、メガネかけてて頭良さそうかと言われれば違うし、運動も勉強もできひんなら何ができるねんって、周りの大人から、お前は何やってもあかんなっていろいろ言われて。

そんな時にWebデザインっていうものに出会って、大人というか、他人から初めて評価してもらえたんですよね。

それがデザインだったから今も続けてるんだと思います。

あと、田島さん(会社員時代の先輩)との出会いが大きいです。
僕、田島さんと出会ってなかったらデザインやり続けられてないと思います。

田島さんってすごくモチベーションが高くて、デザインに妥協しないんです。
その人の背中を見ると、その人みたいになりたいって思えるんです。

もうこれ田島さん超えたわ!と思って田島さんの最近のデザインを見せてもらったら、やっぱり差があって。

ドラゴンボールの悟空と亀仙人みたいなんですよね。そこが逆転することはなくて。

あ、でも僕、田島さんよりひとつできていることがあるとすれば、デザインの賞をいっこ取ってるんですよね。それはちょっと自慢できるかもしれないです(笑)

尾島 凌我さんの「らしさ」
デザインならできる。だからデザインをやる。

インタビュアー
岡田 有加(Okada Yuka)
1994年生まれ。兵庫県出身、大阪府在住。
有名人に加わる人。本名を略してお粥と呼ばれます。

「ひとりひとりが、自分らしさを持てて、いきいきとできる社会」をめざして、「らしさ」を探るインタビュー企画を始める。

誰に話を聞きたいとか、誰に読んでもらいたいとか、まだ考えてないけど、とりあえず100人に話を聞いて、100本記事を書こうとしています。

\\ 自分らしさを見つけたい人、話したい人、言葉にしたい人、募集! //

「自分のことを、人に聞いてもらいたい!」
「自分が大切にしていること、なにか知りたい」
「自分らしさを言葉に表現したい」

どんな方でも大歓迎。オンラインで1~2時間ほどお話しましょう。
あなたが大切にしていることを探って、言葉にします。
noteに掲載させていただければうれしいですが、非公開でも大丈夫です。

お気軽にこちらからメッセージお送りください。

いただいたサポートは明日も生きる糧になります。その他には広報PRやブランディングを勉強する書籍代となります。