小濱義久

「こころ屋」稼業つれづれ日記

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    肝臓病での19回目の入院の日々を綴ります

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僕はフェニックス          シリーズ5                シルバー北海道を走る

シルバービッグスクーターに乗る  最後のツーリングは二八年前の悲惨な事故だった。大きなバイクを失った私は、替わりのバイクを買う気が起こらないまま、日常の移動に使う原チャリだけになり、ツーリングからは卒業した。ただ、相変わらずバイクや車は好きで、何処かで珍しいバイクや車を見かけると駆け付けて、じっくり見入ってしまう。若い頃好きだったバイクのひとつであるヤマハのVMAXに跨った満足げな写真が今も机上に立てかけてある。 とあるきっかけから、六五歳でテニスを始めたら、病みつきになっ

    • パパ、ママ

       5月に入って2回目の高尾山トレッキングに出掛けた。昨日は稲荷山コースに足が勝手に向かった。ゴールデンウイークが終わったので、さすがに人が少ない。何組かは追い抜いて登った。  15分も登ったろうか、高齢者夫婦が細い道に差し掛かろうとしていた。ひとりしか通れない道なので、下りてくる人がいれば下で待つことになる数少ない箇所だ。少し遅れて登ってくる私に気付いた男性が、無心に登り続けている女性に向かって「ママ、よけて!」と叫び、女性は私の存在に初めて気が付いた。上から降りてくる人も

      • 普通って何?

         昨日、7時から高尾山に登り始めました。頂上だけはそこそこ人がいましたが、途中は人を避け登ったので、気持ちの良いトレッキングとなりました。  本の登山口から登った処で若い親子4人組に出遭いました。小さな男の子、女の子を連れた若い夫婦でした。男の子はお父さんの後ろをついて歩いていましたが、その後ろにお母さん、遅れて女の子。  お母さん「もうちょっとゆっくり歩いて(^^)/」という言葉はきついものでなく、穏やかな声でした。それに対し、先頭を歩く父親は「普通だよ!そっちがおせえ

        • 僕はフェニックス               シリーズ1    キャリアカンリョウになる

          プロローグ 世の中はコロナウイルスの問題で大騒ぎになっている。簡単に終息する気配はなく、近頃は「with コロナ」時代の幕開けと言われるようになってきた。ウイルスで一番馴染み深いものは毎冬我々の頭を悩ますインフルエンザであり、毎年インフルエンザウイルスは姿を変え、もしくは変えないまま私たちに襲い掛かる。インフルエンザワクチンの接種が声高に毎年叫ばれるが、私はインフルエンザワクチンを打ったことがない。ワクチンに関しては、副作用問題が摂取による効果以上に問題となることがあり、私

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