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1秒

レースをはじめて、時間感覚が変わった気がします。

レースの世界では、秒またはゼロコンマ何秒の中で闘っています。
F1では、100分の何秒かで、争っています。

なので、1秒遅ければ、とても遅いことになります。
レースをはじめるまでは、そんな数秒の違いでそんな大きく変わらないと思っていました。

しかし、時速100キロで走っていても、1秒遅ければ、30メートル位離れていることになります。
それは、大きな差としてあらわれます。

1秒と言えば、思い出すことがあります。
レーススクールのチーム内で、レースに出場条件として、サーキットを一周、何分何秒以内にはしらないと出られない規定タイムがもうけられていました。

筑波サーキットの場合、当時、1分1秒台以内ではしらないと、レースに出場できませんでした。
この規定タイムを、クリアするのに随分苦労しました。
これをクリアするのに自分は、数年間、ひたすら練習走行をする日々でした。

なんてでかい壁なんだと思いました。

規定タイム自体は、これくらい出さないと、レースに出場しても、いい勝負ができない位のタイムで、チーム的には難しいハードルではなかったみたいです。

何年もかかって1秒台のタイムを出したときは、あまりガッツポーズとかしないタイプですが、思わずやってしまいました。
あの時の、喜びは忘れられません。

目標を達成したときの喜びは、やはり大きなモチベーションになります。

小さな目標でも、いいから、日々何か目標をもって生きていくことが、大切だなと、あの時を思い出して、今思います。

時間は命と言われますが、本当にそうです。
時間の捉え方、感じかたが、それぞれの人生そのもののような気がします。


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