背中を押してくれた曲

中年になってから、それまで経験のなかった、レースの世界に飛び込む勇気を与えてくれたものの一つに、自分は音楽がある。

中島みゆきさん、長渕剛さんなど、今もよく聞いている。

中でも、オーディションを受ける勇気をもらった曲は、長渕剛さんの「西新宿親父の唄」。

「66の親父の口癖は、『やるなら今しかねえ』」というフレーズがある。

その言葉に、やるなら今しかねえと、心の中で歌いながら、自分を奮い起こしていた。

今を思えば、よく飛び込んだと思う。

決してレースで成功したわけではないし、全然自分的に納得する成績を残せたわけではない。

あの時レースに挑戦しなければ、もっと安定した余裕のある生活をしていたと思うこともあるし、今はとても不安定な生活をしている。

でも、あの時挑戦していなくても、後悔はしていたと思う。

あの時やっておけばという思いをかかえながら、生きる勇気はなかった。


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