レディクレDAY1まとめ
ロックフェス『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY』に行ってきた。毎年末に「インテックス大阪」で行われる恒例の「冬フェス」だ。1日あたり2万人、3日で6万人と言われるぐらいの動員で西日本最大級のロックフェスとして賑わう。
今回は僕の大好きな「ヨルシカ」が出ると聞いて行ってきた。そのほかにもたくさんの好きなバンド、アーティストが出ている。チケットを買って、行ってみることに。
地獄の往路
京阪から大阪メトロ堺筋線、同中央線、ニュートラムを乗り継ぐ。京阪からメトロへはルートが3つあって時間に大差がない。
堺筋本町駅で乗り換えるとすでに長蛇の列。「コスモスクエア行き」先頭車両は特に激混みだ。レディクレに限らず、「海遊館」へ行く人もいる。学校は冬休みの真っ只中だ。
「本町」では御堂筋線と四つ橋線、「弁天町」ではJR大阪環状線からの乗り換えでごった返す。「弁天町ー大阪港間」は車内の圧力もすごい。車掌も「満員です!次の列車をご利用ください」とアナウンスがあった。相当な積み残しが出たであろう。
しかし、臨時列車があるか分からなかったことや、ギリギリ乗れるところに飛び乗れて、そのままコスモスクエアまで乗った。あとで時刻表を見たら中央線は8分間隔。
ごめん、これは待てん。
一方でコスモスクエア駅からの「ニュートラム」はガラガラ。インテックス大阪へはコスモスクエア駅からも歩けるのでわざわざ乗る人が少ない。公式サイトや会場のデジタルサイネージではコスモスクエア駅からの徒歩が推奨されていることも大きかったろう。
1駅乗って「トレードセンター前駅」に下車。タイヤで走る分スムーズに着いた。
会場到着
少し歩いて「インテックス大阪」にたどり着いた。
開場は11時だが、10時半の時点で前倒しで入場が始まっていた。
リストバンドと交換。外せないようになっていて、3日間ともこれをつけっぱなしが必須。そのためか肌と接する素材がモフモフしてる。
クローク
お次はクローク。ここでリュックを預ける。
並んでいるとTシャツが落ちているのを見つけた。誰のだか分からず放置しようとしたが、前にいた親子が焦って探しているそぶりをしていて「もしや!」と思って、急いで拾い聞いてみると持ち主だった。それ以降何も無かったが、幸先が良い。こういうの仕事で活かせないのなんでやろ。
考え事はともかく、クローク用の袋を購入。超ビッグサイズで2人分でも余裕そう。これでクリーニングやコインランドリーの持ち込みにも使えるかもしれない。
渡された番号札に電話番号と名前を書く。これが返却の際の合言葉になる。
会場内
会場には4つのステージがある。
Lステージ(5号館東側)
Rステージ(4号館)
Zステージ(6号館)
LIVE HOUSE Antenna(5号館西側)
これらを巡る形のフェスになっている。この他、飲食やアーティストの物販フロア、「ドコモ」「トヨタ」など協賛スポンサーのブースもある。飲食の一部には無料エリアもある。食べるだけでも楽しそう。
公式アプリではスマホの現在地と連動して表示されるようになっている。現にマップなどの紙類はかなり少なかった。
ドコモによれば、この会場内は「基地局強化」が施された。会場全体で8割、屋外に限ればどこでも繋がった。スマホさえあればなんでもできる環境だった。
802DJによる開幕宣言
腹ごしらえののち、「Zステージ」にやってきた。壇上ではFM802のDJ落合健太郎(オチケン)さんが開幕宣言!平日夜を盛り上げるあの声を聴くとボルテージが上がる。
ちなみにオチケンさん、この後「DJショー」もしていた。本来は「THE ORAL CIGARETTES」の枠だったが、メンバーがケガしたために出演キャンセル。緊急代打としてオチケンさんがこのバンドの曲を使ったリミックスを披露していた。パブリックビューイング越しに見ていると、「え!オチケンさんこんなこともできんねやぁ」とDJさばきに見入った。言葉だけでなく音楽も巧みに楽しませる芸達者だ。
キュウソネコカミ
トップバッターはこのバンド!個人的には高校時代にちょいちょいMVを見ていて分かる曲が多い。
『ビビった』『ファントムバイブレーション』『ハッピーポンコツ』『DQNなりたい、40代で死にたい』『私飽きぬ私』はコールアンドレスポンスが完璧。すごく気持ちよかった。
『DQNなりたい、40代で死にたい』ではボーカルのヤマサキセイヤさんが観客席へダイブ!「筋斗雲」と書かれた学祭チックな手作りボードに寝転がりながら、ゆっくりと観客頭上に立った。
このシーンはアルバムのジャケット写真にも採用されるほど。危険ではあるが、オーディエンスと演者が息を合わせられるから成せる技。
最後のあと1分では「タマホーム」のCMソングだった『家』!この場にいる全員CM見てたであろう人たち。わずか40秒のこの曲のボルテージは今日一だった。キュウソすっげーわ!!
ヨルシカ
個人的に一番見たかったヨルシカ。1つの記事にできてしまうほど感動したし泣けた。公式写真はないが、僕の文字だけでもこの感動を感じていただきたい。
milet
ヨルシカの直後、あまりの混雑で5分ぐらい前側で揉みくちゃ。誰かしらがバランスを崩してなだれる事態も起こってた。梨泰院や明石を彷彿とさせるこの瞬間が一番怖かった。過去には別のフェスでケガ人が出たと聞いた。
誘導はあったが、拡声器が無く何言ってるんかわからない。遠くの方からヤジも飛ぶ。それでも、柵を乗り越えてスタッフ通路に出てよいことになって、なんとか出られた。
外に出てもなかなか前に進めないさっきよりはマシだが、10分ぐらいはかかった。その間に「にしな」を横目で見れた。
「milet」を見るべく「Lステージ」に着いてみると、入場規制で行列ができていた。「西日本一の冬フェス」の洗礼を浴びせられた。
ただ、音漏れで『Anytime Anywhere』をちょうど聴くことができて、泣きそうだった。入場規制待ちでもパブリックビューイングが流れていたのも嬉しかった。職場のおっちゃんが最推しなアーティストだからほんの少しでも聴けてよかった。それでも、見てみたかったなぁ😢
緑黄色社会
milet終了後、たくさんのお客さんがドッと出て、ついに入れた。さっきの事態を踏まえてあえてステージに向かって左側後方に陣取った。過去にワンマンにたくさん行ってるし、ここはこれでもいい。
リハーサルでは『始まりの歌』。やっぱりこの時点から盛り上がる。ちなみに、もう少し調整したかったのか2度目もワンコーラスやった。
何度も見ているが、やはり、長屋晴子さんの伸びやかで表現力の高い歌声は魅了される。ステージの画面上には歌詞がアニメーションで表示がカッコよくて泣ける。
UNICORN(ユニコーン)
トイレと腹ごしらえをして、羊文学を見に行く。
「Lステージ」「Zステージ」に比べればスッと入れる「Rステージ」。ここの入り口と「Lステージ」の最後尾が重なり少し迷った。
入ってみるとまだ「UNICORN(ユニコーン)」がやっていた。『大迷惑』という曲だけギリ知っていてすごく楽しい。何より奥田民生さんの声のパワーと「おっさん魂」を見せつけんばかりのバイタリティがすごい。還暦間近を感じさせない。
このおっさんたちすっげー。
ちなみに、奥田さんはこのあと「奥田民生はっとり」として出演。「マカロニえんぴつ」のボーカル「はっとり」さんとデュエットで『旅をゆけ』などを披露していた。この曲はJR西日本とのコラボで鉄オタである僕としては聴いておきたかった。しかし、スタミナ切れで諦めた。
羊文学
ユニコーンに圧倒されたところで、羊文学を待つ。
リハーサルでは『パーティーはすぐそこ』を披露。他がワンコーラス程度に対してこちらは3分半フルコーラスだった。リハーサルでフルコーラス聴けるのは珍しい。
つい2日前に見たばかり。このときよりは前の方で陣取れた。間近で見てみるとボーカル塩塚モエカさんの目力と緩急あるウィスパーボイスがカッコよかった。
キタニタツヤ
続けて見たキタニさん。アニソンの主題歌になったことで今年売れに売れ、ついには紅白まで行った売れっ子だ。ヨルシカのサポートベーシストで知ったからソロでここまで売れるのはびっくりだ。
キーボードを見ると平畑徹也さん!キタニさんと同じくヨルシカのサポートメンバーだ。チームヨルシカが2人もいると親近感が湧く。
開演直前にはFM802のDJ豊田穂乃花さんが登壇。嬉しいお知らせが伝えられると、会場がどよめいた。そのお知らせが
写真撮影、動画撮影OK!!
原則NGのところ、キタニさんサイドの粋な計らいでできるようになった。
いいと言われれば、しないのはもったいない。僕も何枚か収めた。
ヨルシカのサポートベーシストで知っているが、キタニさんソロは数曲しか知らない。予習不足だった。それでも、最後に披露した『青のすみか』はキタニさんのすごさに心打たれた。そりゃ紅白歌手だし、来年は武道館も決まっている。
というところでここでお開き。このあとDAY2、3と続くが僕は1日のみだ。
ライブハウスを周遊する「サーキットフェス」はたくさん行ったが、大規模フェスはほぼ初めて。行ってみると「これが西日本一の冬フェスかぁ😨」と洗礼を浴びせられることばかり。1人だとハードで、体力を削られることも多い。そうは言っても、好きなバンドをこれだけ楽しめて、一番好きなバンドで泣けるのも来れてよかったと思ってる。
おいしいものやいろんなスポンサーブースを見れたりするし、音楽だけでない楽しみもたくさん。また来たいなぁ。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。