失敗談を話せない。
YouTubeを見てるとこんなのを見つけた。地上波で放送された『秘密のケンミンSHOW極』の「ヒミツのOSAKA極」を切り抜いたもの。恥とされている失敗談を大阪では話のギャグとしてしゃべくるという生態みたいなのを紹介している。
プロポーズ失敗
シャチハタをシャチホコと言い間違える。
葬式にお赤飯出してしまった。
ゴルフの試合で寝坊し、新聞記事になってしまったゴルフのキャディーさん
話していいやつ、あかんやつを選別したうえで、恥じらいなしに喋りまくる大阪人の生態は笑える。しかし、僕はその真逆だ。
大阪生まれ、滋賀育ち、京都在住の僕だが、失敗談を暴露することはほとんどない。親や少年時代の環境がコテコテの大阪人気質とは少し違っていたし、真面目過ぎて、些細なことでも隠したくなる。
失敗した中では相手を傷つけた可能性があるものも多いし、謝罪できていないことも多い。プライドや他人の目、怒られた記憶を極端に気にしまくって心を病むことは多い。
ステレオタイプとは程遠い。ああいう話を僕がするとなっても、記憶の底に埋めて隠し通す。墓場まで持ってくつもりだったりする。
ただ、noteをはじめてからは少し緩和されたように思う。僕に会ったことがない人に文字で伝えるだけならできるようにはなった。面前では到底できないことでもいろいろ話す。とはいえ、ネガティブな脚色もちょいちょいあるし、記憶違い、思い込みも多数ある。
失敗談をポジティブに話すのはまず厳しい。笑われることやツッコまれて病むこともめんどくさい。関西で育ったとて、2府4県で文化や生態は違う。テレビだから笑えるだけのかもしれないし、僕の経験不足なのかも知れない。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。