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高校野球中継のアレと思い出

第103回全国高校野球選手権大会が昨日幕を開けた(台風の影響で1日順延)。コロナの影響による中止、交流試合を経て2年ぶりの本大会開催。一般発売を中止し、観客は関係者のみ。開会式で全員マスク着用、声を出さないなど徹底した感染対策を取って開催される。そんな中でもブラスバンドの迫力ある音やベンチの掛け声、熱い戦いは変わらない。

さて、今回は朝日放送(ABCテレビ)の高校野球中継で流れる名物のアレに着いて綴りたい。アレというのは

ワイプCM

攻守交代のタイミングで甲子園の風景や観客などの生映像をバックに右下や下側などに割り込むような形で映し出されるCMで、毎回お馴染み。超常連のドコモ、京都銀行、大阪芸術大学に加えて、今年は「大倉」という関西地盤で不動産や住宅などを手掛ける会社が初めてスポンサーに加わる。特に下画面3分の1の範囲にでかでかと映されるCMはこの中継限定で、楽しみにしてる人も多いだろう。そのためか開幕したこの日ツイッターでは「京都銀行」がトレンド入りしたほど。

2年前までは「ブルーベリーアイ」でお馴染みの「わかさ生活」がスポンサー陣にあったが、今年は降りたようだ。同社キャラクター「ブルブルくん」(CV野沢雅子さん)が登場する中継限定のアニメCMはお馴染みだったが、最後となった2年前は同社社長が「紫々丸(ししまる)」名義で著した「花鈴のマウンド」という漫画のCMだった。ブルブルくんはおろか、中継自体からも姿を消すとは…この時期だから会社の懐が厳しいのか…

ちょっと昔、僕が小学生の頃にやってた京都銀行のCMはキャッチフレーズ「なが〜い、おつきあい」を表現するために、大根おでんのちくわ、バット、ぞうきんなどあらゆるものがありえへんぐらい長くなる様子を「なが〜〜〜〜〜い、おつきあい」という台詞に合わせるというもの。特に博士が黒板に「π=3.1415926535…」を延々と書き続ける「円周率」編は算数の授業でこのネタを当時の担任が出していたことがあった。それほど、関西2府4県では名物CMとして定着していた。そのせいなのか僕は長いものを見るとあのセリフがふとよぎってしまう。そういう関西人は多いのでは?

2010年代後半以降の現在は「京銀川柳劇場」というかつてと真逆のほっこり系新シリーズになってるが、最後にあのキャッチフレーズが出てくるのは変わらない。
と思い昨日綴ったが、下書きした直後、数年ぶりに前者のCMを目撃!!懐かしくなったと同時に地上波でまた目撃できるとは思ってなかったからびっくりだった。イメージが根強いこと。

ドコモではきのこをモチーフにしたゆるキャラ『ドコモダケ』のアニメCMがこの中継ではお馴染みだった。今では露出が減り、ドコモ自体で見かける頻度が減った。我が家は父を筆頭に長年のドコモユーザーではあるが、「最近どうしてんねやろ」と思ったりするほど、ドコにモ出てこない。ちなみに今年はYOASOBIの曲をバックに森七菜さん、神尾颯珠さんが出演する格安プラン『ahamo』のCMが流れている。「風前の灯」ってやつなのか。

ということで今回は高校野球中継ファンにはお馴染みのワイプCMにまつわるの思い出を綴ってきました。今年はスポンサーが少し減って寂しくなりましたが、2年ぶりで京都銀行はトレンド入りするほど待ちわびた人も多かったことでしょう。とはいえ、あくまでCM。地元の知り合いが甲子園で沸かせているのを見たなどそれ以外の個人的な思い出もある。球児の熱い戦いや雰囲気、実況などあらゆるところにも注目して楽しみましょう。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。