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悲しいけど。

断捨離をかなり進めていて気分が晴れやかになる一方で、取り返しのつかない処分をしたことに気づいて強い喪失感を感じてしまったことがあった。

実は今まで録ってきた列車の走行音の音源の大方を処分したパソコンに置いてきぼりにしていてそのままにしていた。「Music Center」というウォークマンに転送するソフトで聴けていたから気がつかずてっきり転送済みだと思って安心していただけに非常にショックだった。中には引退やリニューアルでもう2度と録りに行けない貴重な音もあっただけに気付いた時はショック過ぎた。いやむしろ知りたくなかった。「万事休す」とはまさにこういうこと。

小学校の頃買ってもらったカメラをポチポチいじって間違って「フォーマット」の意味を知らずに押して初期化してしまい大泣きしてしまったことがある。その時を軽く思い出して、それに準ずるぐらい悲しく喪失感が強い。

とはいえ、間違って処分してしまったなんてよくあること。つい昨日聴いたニュースでも顧客情報が載ったデータを間違って処分してしまってニュースになる騒動があった。さすがに仕事だと何かしら不遇とか社会的制裁を食らうことがあるだろうが、僕のやらかしたことはあっても自分の喪失感を刺激するのみなんら制裁されても僕1人だけで完結する。

いっときハマって録っていたけど、結局飽きてきたわけだし、そんなに聴かない。今の時代だとYouTube開いたらいくらでも音源はあるし、僕のよりクオリティは高い。悲しいことは悲しいわけだが、そう思って割り切る方が良いのかもしれない。まぁ他にも楽しめる音があるわけだし。

とはいえ、昔から捨てることが苦手でこういう気分になるのがどうも耐えられず、探す執念燃やすか、ボロボロに悲しむかしかなかった。それがなんとなくわかった瞬間なのかも。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。