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「ACE」で行く、雨の伊勢志摩

「津ぎょうざ」「サウナ電車」を堪能。ここから伊勢志摩方面へ下っていく。

「ACE」に乗って

22000系「ACE」

賢島行きの特急に乗り込む。やってきたのは「ACE(エーシーイー、または、エース)」。卵のような、丸っこい見た目が特徴の特急車両。「汎用特急」と呼ばれ、旧型車との連結や大小問わず多くの路線で運用される。

工場地帯

富田駅に止まっている貨物列車。
先頭の機関車は「Ai-Me(アイミー)」と呼ばれるご当地モデル。
塩浜駅。緑のタンク車が埋め尽くす。

桑名から四日市にかけては工業地帯ゆえに貨物によく会う。

特急に連絡

伊勢中川駅。隣には大阪方面の特急

伊勢中川駅では伊勢から大阪方面の特急に接続。「ひのとり」「アーバンライナー」合わせて、1時間に2本ある名古屋〜大阪難波間。それに加えてもう1本裏技ルートもある。急ぎにはちょうどいいかも。

ここからは山田線へ。田園が多くなり、スピードも上がる。

雨とプレイリスト

途中から雨も降りだした。関西2府4県でも、南ほど雨が降りやすいが、三重もそうなのかも。

そんな雨だから、こんなプレイリスト。他にも三重にちなんで『きっとパルケエスパーニャ』の「ヤバいTシャツ屋さん」バージョンも聴いてみた。

鳥羽の海

伊勢湾の入り江

池の浦駅を過ぎると海が見えてくる。西側の近鉄では拝めない絶景。

「しまかぜ」の広告類も多分ここらへん。こんな空が見たかった。「しまかぜ」でリベンジしてやる。

奥にいるのが「伊勢湾フェリー」。
いつか乗りたい。
鳥羽水族館

鳥羽を過ぎると、鳥羽水族館や愛知の伊良湖いらご岬行き「伊勢湾フェリー」を横目に南下。

志摩線

川に沿って急カーブ

鳥羽から伸びる志摩線は急カーブが連続し、単線区間は路地裏のようなところを走る。

「しまかぜ」も走るイメージとは程遠い雰囲気を醸し出しているが、全体の本数は普通電車より特急が多い。

志摩赤崎で行き違い待ち
普通電車とすれ違う。ここは待ち合わせなし。

急カーブの反面で、行き違いは志摩赤崎駅での1回のみこれ以外は複線でスムーズ。これなら特急が増えても問題は無い。

志摩スペイン村最寄り駅

カーブの先に特徴ある駅。
志摩磯部駅

志摩磯部駅に到着。遠くからでも分かる洋風駅舎は「志摩スペイン村の最寄り駅」を意識したデザイン。シャトルバスが発着するほど、玄関口だった。

鵜方駅。志摩スペイン村の最寄りはここ。

しかし、2007年からバスの発着はひとつ先の「鵜方うがた駅」に変更されることになった。今でもアナウンスでは

志摩スペイン村へお越しのお客様は鵜方駅でお降りください。

と案内される。その切なさがネタにされることもあったりなかったり。

賢島

賢島駅手前では再び、海が見えてくる。

賢島駅。
普通電車2行に対し、特急は3行。
さすが「特急王国」
駅の周りは真珠関連の店

そして、着いた「賢島駅」。名前の通り「賢島」という小島にある駅だ。離島に線路が敷かれているのは珍しいが、鉄橋が短く、陸続きだと勘違いしてしまいそう。

三重県×ミジュマル

駅名標
「ミジュマルトレイン」フォトスポット

駅名標は「ミジュマル」の装飾の他、「ミジュマルトレイン」のフォトスポットもある。志摩線の普通電車をメインに運行されているが、この日出会うことはなかった。

実は「ミジュマル」は「みえ応援ポケモン」を任命。いわば、観光大使として活動している。「なぜ、ミジュマル?」かと言えば

「三重」→「ミジュウ(三重)」→「ミジュマル」

と読めるところから。無理矢理感が否めないが、「可愛いは正義」だから、それでもええ。
ちなみに、近鉄の他、土産物のパッケージにも使われている。

伊勢志摩サミットの記録

伊勢志摩サミットの資料館
G7首脳が座った本物のイスとテーブル。
三重県産の木材が使用されている。
サミットの記念植樹
オバマ氏が使ったシャベル

駅の上には「伊勢志摩サミット」で使われたテーブルや写真などが展示されている。その会場というのがまさにこの「賢島」。厳戒態勢が敷かれ、近鉄もここから鵜方までを運休させ、島民向け代行バスを走らせていた。

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