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好きでいることが健全

最近では鉄道好きの女性はもはや珍しくもないのかも。元SKE48の松井玲奈さん、吉本の「ママ鉄芸人」でYouTuber鈴川絢子さん、元私立恵比寿中学の廣田あいかさん、モデルの市川紗椰さん、「女子鉄アナウンサー」久野知美さん、関西のローカルタレント斉藤雪乃さんなど枚挙に暇がない。この内、久野さんは東武鉄道の特急『リバティ』や日比谷線直通電車、西武鉄道の特急列車『ラビュー』とレストラン列車『52席の至福』などの自動車内アナウンスを担当。本職と好きをミックスさせる活躍までされている。

女の子ウケするキャラクターと鉄道のコラボも最近多い。

↑ハローキティはるか(上)とハローキティ新幹線のレプリカ(下)

JR西日本では『ハローキティ』とコラボ。『エヴァンゲリオン』を纏った500系がピンク色に衣替えし、関空特急『はるか(野洲、草津、京都〜関西空港)』では281系6両タイプと新型271系の4つのパターン違いの「ハローキティはるか」が運行している。さらに、大阪環状線ともコラボし、ラッピング電車の他、ポスターなどではキティちゃんのボーイフレンドであるダニエルがJR西日本の制服を着て登場した。(キティちゃんも同じく制服を着用)

京王電鉄では沿線の「サンリオピューロランド」(多摩センター駅が最寄り)とコラボしたラッピング電車を京王線系統と直通する都営新宿線で走っている。

その他、大阪の泉北高速鉄道では「シルバニアファミリー」と、JR山手線、京急、阪急、南海では「すみっコぐらし」のラッピング電車を走らせるなど「カワイイコラボ」が多数あってファンの裾野が広がっているようだ。
それでも、子どもにしてみれば、あんな風に違和感を口にするのも無理はないかもしれないし、実際今まで男性多数派だったし。とは言っても、好きになることにジェンダーは関係ないし、むしろ好きを否定すること自体が健全な心に影響を与えかねない。

僕は周りに鉄道ファン仲間がほぼいないまま育ってきたが、好きを溢れさせたことによって、「ゆうきと言えば電車、電車と言えばゆうき」というほど強く定着。勉強で親などから否定されながらも、鉄道好きをほぼ否定されなかったのは不幸中の幸いとでも言えるのではないか。それは音楽、ラジオ、料理でも。
自分の話ではあるが、それは誰にでも言えることだと思う。本気で好きならどんな批判も跳ね返せるし、自分を好きでいれるきっかけ作りになれる。だから、男女誰でも、どういうものであれ、好きを誇りを持ってほしいし、周りにそういう人がいても、否定せずその好きを尊重してほしい。その人がより良く生きるためにも。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。