友達Fの話
ご機嫌いかがでしょうか。Yukiです。
今回は僕の元友達の話をします。
ところで、みなさんは、嫌いだとは分かっていても無理して友達付き合いしているという人はいますか?なかなか嫌いとは言い出せず笑って誤魔化しているという人は少なくないと思います。
そんな僕も嫌いと言えず、小3〜大学生まで友達(という体)で付き合っていた人(以下Fと呼びます)がいます。Fとの出会い、不満に感じていたこと、嫌いと伝えたときのFの反応、Fとの関係で学んだことを綴ります。
出会い
僕とFとの出会いは小3のときでした。近隣の小学校から転校してきた転校生で、Fと僕はクラスメイトでした。しかし、そこからどうやってFと仲良くなったのかは今でもはっきりとよく分かっていません。共通の趣味があるわけでも、フィーリングが合ったわけでもありません。ただ、なんとなくこういう理由ではないかというのはあります。僕はその頃一緒に遊んでいたグループから離脱するようになりましたし、Fは転校したばかりでなかなか友達ができない。そんな中で自然に友達みたいな関係になっていったと思います。
募る不満
一緒にいることが多く、次第に周りから「ゴールデンコンビ」「仲良し」なんて言われることが多くなりました。しかし、不満ばかりの付き合いになりました。
勉強は全然やる気が無く、いつも担任の先生を困らせていました。当てられても黙りをしていたり、課題をやってこなかったり。。
気に食わないこと、意見の相違があれば、すぐに「絶交だ!!」と言い放ったりもしていました。しかし、翌日になったら、何もなかったようにされたり。。
ちょっと他のことで反応していたら、「無視された」と言い放たれたこともあります。中学生の修学旅行でバス、新幹線の車内では好きで景色を見ていたのに、Fは「無視された」と機嫌を損ねてしまって、これには僕も心の中でムカつきました。
これだけ不満は多くありました。一度小6〜中1で友達関係をリセットしようとしました。しかし、深い友達がFぐらいしかおらず、友達関係解消すると孤立してしまい、中2からは再び元に戻りました。
独り言事件
中3のあるとき、Fから「ゆうきくん今なんて言った?」と僕が独り言を言ったと言い、内容を聞かれました。ただ、他愛のなく、大したこともないので、「なんでもない」と答えました。しかし、昼休みや掃除の時間にも独り言の内容を聞かれ、僕は同じように答えました。しかし、だいぶイライラしているようでした。5時間目、体育の授業で体育館に行くとFは三度、「独り言を教えろ」と迫ってきました。僕は頑なに「なんも言うてない」と言いました。
そして、ついに事件は起こりました。Fはブチ切れて、僕の左脚に蹴りを入れ、僕はあまりにムカついて舌打ちをしました。それに激昂したFは僕の左頬を2、3発平手打ちを加えました。そこで体育の先生が止めに入り、「独り言がアカンなんて日本国憲法に書いてないやろ」と優しく諭し、その場で収まりました。それでも、僕は幸い無傷でした。それからはなにも混乱は無く授業が進行して無事に1日を終わりました。放課後、僕とFは担任の先生から事情聴取され、さらに、僕が部活から帰ると玄関では、FとFの父親が僕の家に謝罪にやってきていました。
事情聴取でF曰く「自分の悪口を言ってるかと思った」とのこと。前々から思い込みの激しい人でトラブルメーカーでしたが、暴力行使されるなんて思いもよりませんでした。しかも、独り言で…
嫌いと伝えたときのF
高校、大学はFとは別々になりましたが、LINEを交換して、ほぼ毎日やりとりしていました。しかし、「高校で友達ができない」「先生いや」などネガティブな文章が多くて、見てて気分が良いものではありませんでした。しかし、すぐにブロックという考えには至らず、約4年間はやりとりしていました。
大学生になった僕は、軽音部やラジオサークル、ゼミ仲間など人付き合いのネットワークを広く築いていきました。そうなると、Fと本気で絶交したいと思い立つようになりました。絶交に恐怖もありましたが、もうこれ以上付き合っても成長は見込めないと決心しました。そして、Fに対して、「限界を感じてきた」「やりとりに疲れた」と自分の本音をぶつけました。
しかし、Fのツイッターを見ると余程ショックだったのか、僕の批判が多かったです。僕の本音はなに1つ理解されませんでした。
ただ、その数ヶ月後、Fから僕にショートメールが来ました。ここからまた、やりとりが再開しました。それでも、楽しくなくて、絶交したくて再び僕は不満をぶつけたが、今度は「友達をポイするなんてひどい」と言われました。それでも、「関係をリセットする」と言って、再びやりとりが切れました。
それでも、Fは誕生日メッセージ、あけおめメッセージを送ったりしてましたが、絶交したい僕は無視を続けました。そして、去年、「本気で友達辞めたい」と3度目の本音をぶつけたら、もうメッセージは来なくなりました。
ようやく、絶交できましたが、本当は対面で話したかったです。そのほうがダイレクトに伝わるし、メール、LINEとは違う展開になっていたかもしれないと思いました。ただ、先に書いたように暴力行使されたことがあります。しかも、文面でもあのショックです。もっとショックかもしれない。ボコボコにされるかもしれないと、不安が募りました。そして、このことを誰にも言えず抱え込んでしまって何も出来なかったというのもありました。
学んだこと
小、中学生の間はどうしても学校だけの関係になって、良いと思わなくても嫌いと言えない状況が続いてしまいます。しかし、高校、大学でいろんな人に出会うことで本当に気が合う人に出会います。そして、結果がどうであれ、嫌いという本音をぶつけることができました。
フィーリングは大事ですし、フィーリングが合わない人は、せめて距離を取るだけはできると思います。恋愛、結婚とかも一緒で、フィーリングが合わなかったら、別れる勇気は必要だと思います。
人生何があるか分からないし、どんな人に出会うか分かりません。でも、フィーリングを信じて、良い人はとことん関係を繋いで、自分のネットワークを広げて、やりたいことやれたらなと思います。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。